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精密ねじ用供給機、ドライバを新発売 精密ねじの供給から締付けまでを最適化し、IT時代のモノづくりをサポート
■ はじめに
日東精工株式会社(取締役社長:由良龍文、本社:京都府綾部市井倉町、東証一部上場)は、昭和40年に国産初の自動ねじ締め機を開発して以来、数多くのねじ締め自動機、ロボット、ドライバを手がけ、様々な業界の組立作業をサポートしています。 また当社は、工業用ファスナー(ねじ)のトップメーカでもあり、主力の精密ねじは、カメラ業界のねじ規格(JCIS)の制定に当初から参画するなど、リーディング的な役割を果たしています。当社では、ねじ及びねじ締め機器両面から締付けの最適化を研究し、品質、効率に優れた精密ねじ締め作業をサポートしています。
■ 製品開発背景
ノートパソコンや携帯電話などIT(情報技術)製品の普及拡大に伴ない、精密ねじ(呼び径が2ミリ以下のねじ)の締付け作業が増えています。しかし、ねじ自体があまりに小さいため扱いづらく、従来の供給機やドライバでは詰まり等による供給ミスや、ねじ空転(めねじ破壊による空回り=ねじバカ現象)などの締結不良が発生(詳細は下記参照)。これら問題を解決する自動化機器の開発が求められていました。
◇精密ねじ締めの問題点
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ねじ供給 |
締付け |
| 現状品 |
搬送レールタイプのねじフィーダ |
一般的な電気ドライバ |
| 問題点 |
・フィーダ内でねじが詰まる ・極小サイズのねじや短寸、薄頭など特殊形状のねじに対応できない
・ねじ変更に合わせてフィーダ内部部品の細かな調整が必要
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・モータの慣性による締め過ぎが原因で、「ねじ空転」が発生しやすい ・設定トルクまで一気に締め上げる、一律制御の締付け方式のため、ねじや製品材質に応じた柔軟な締付けができない
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■スムーズファスニングを実現するねじ供給機、ドライバを開発
日東精工では、精密ねじ締め作業の効率化、品質を高める「スムーズファスニング」をコンセプトに、ディスク式精密ねじフィーダ「DF200」と、ACサーボねじ締めドライバ「KXドライバ」を開発、この度本格販売を開始いたします。 DF200は、回転するディスクがねじを搬送する全く新しい方式で確実な供給を実現。またKXドライバは、ねじや用途に応じて高品質な締結ができるなど、従来の精密ねじ締めの問題点を解消。IT業界をはじめとする様々な製品の小型化、軽量化戦略を強力にサポートします。
■ 製品について
ディスク式精密ねじフィーダ 「DF200」
−1台で多彩な精密ねじを確実に供給−
ねじの整列から取り出しまでスムーズ供給を実現した精密ねじ用フィーダです。 ねじはディスク上12ケ所の穴にエア吸引され、ディスクの回転により確実に取出し口まで送されます。従来の搬送用レール等の可動部はなく、レール上での詰まりや隙間へのかみ込みを解消。 供給ミスをなくし、快適で効率よいねじ締め作業をサポートします。
◇特長
- ねじ締め作業の流れを止めません
社内試験での供給率は100%※。 供給ミスによる作業中断がなく、特に自動化ラインでの生産性向上に威力を発揮します。 ※0.8〜2ミリ径ねじ各400本を供給試験。詳細は添付カタログをご参照下さい
- 極小ねじをはじめ多彩なねじに対応
0.6ミリ径極小サイズをはじめ、短寸(ねじ部の短いねじ)、薄頭、座金付など、従来安定供給が難しかった様々な種類のねじを供給できます。
- ねじサイズの変更にもラクラク対応
ねじ径の変更はディスク交換のみで対応できます。ディスクの穴にねじ部を吸引させる方式により、同径のねじなら頭やねじ部の形状変更にも調整作業は不要です。
- クリーンルーム仕様に対応
オプションによりクラス100レベルのクリーンルーム仕様も可能です。
◇主な仕様
| DF200 |
DF200 |
| 適用ねじサイズ |
呼び径:0.6〜2mm 全長:Max5mm |
| 供給量 |
Max30本/分 |
| バスケット容量 |
約50mL(1.4×3mm平頭ねじで3000本) |
| 使用電源 |
AC100±10% 50/60Hz |
| 使用空気圧 |
0.4MPa |
| 質量 |
4.5Kg |
ACサーボねじ締めドライバ 「KXドライバ」
−キメ細かな制御で精密ねじの締付けを最適化−
効率、品質に優れた締付けを実現する精密ねじ用ドライバです。締付け条件の設定が自由に行なえ、用途や材質に応じた最適な締付けが可能です。特に従来のドライバで発生しやすかった「ねじ空転」などの締付け不良をなくし、品質に優れた精密ねじ締め作業を支援します。
◇特長
- 締めたい条件で精度よく締結
従来の電気ドライバのトルク設定は、目盛表示のリングを回して調整する“あいまい”なものでした。KXドライバは、トルクや速度などの条件を数値でダイレクトに設定でき、精密ねじのわずかな適正締付けトルク範囲を“狙って”締めることが可能。HDD、液晶パネルなど、高精度締結を要求される製品に威力を発揮します。
- 用途に合わせてフレキシブルな締付けが可能
トルク、速度、角度、回転方向等の設定を組み合わせた高度な締付けが可能です。例えば、粘性が高いアルミやステンレス材締結の場合、高速で一気に締め上げる従来のドライバでは、焼き付き(摩擦によるねじ浮き)の発生が問題となっていましたが、KXドライバでは、低速かつ高トルクに制御(ゆっくりと力強く締める)することで最適な締付けが行なえます。
- 締め過ぎなく高品質締結できる「トルク2段階締付け」方式
仮締め、本締めを連続し、設定トルクでの停止精度を高める「トルク2段階締付け方式」(詳細はカタログをご参照下さい)を採用。回転慣性による“締め過ぎ”を低減し、ねじ空転の発生を防止します。
- ACサーボモータでブラシ交換レス、高耐久性
面倒なブラシ交換作業が不要で維持管理コストと手間を削減します。
- 自動機、クリーンルーム用途にも対応
ハンディ用と自動機用をラインナップ。またオプションによりクラス100レベルのクリーンルーム仕様も可能です。
◇主な仕様
| ツールユニット型式 |
KX010-TUV-B1 |
KX030-TUV-B1 |
| 設定トルク範囲(N・m) |
0.02-0.08 |
0.06-0.25 |
| 最高回転数(rpm) |
2000 |
| 減速比 |
1/1 |
| ツールユニット質量(g) |
300 |
380 |
| コントローラ型式 |
SD100-CU10B |
| 制御方式 |
電流制御/速度制御/角度制御 |
| プログラム数 |
最大16組 |
| 記憶メモリ |
フラッシュメモリ |
| 自己診断機能 |
システム異常時エラー信号と外部信号出力 |
| 入力電源電圧 |
単相AC100〜115V±10% 50/60Hz |
| コントローラ質量 |
1.7Kg |
■ 販売計画
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ディスク式精密ねじフィーダ DF200 |
ACサーボねじ締めドライバ KXドライバ |
| 本格販売開始日 |
平成13年4月10日 |
| 目標販売台数 |
初年度300台 |
初年度1200本 |
| 定価 |
185千円より |
390千円より |
| 主要販売先 |
モバイル・パーソナル機器、精密光学機器など (携帯電話、携帯情報端末、携帯AV機器、ノートパソコン、パソコン周辺機器、デジタルカメラ、小型モータ、スイッチ、センサなど) |
■ 締付けをトータルサポート
DF200とKXドライバは、それぞれ供給作業と締付け作業の確実性を高めますが、セットで使用することで一層の作業性向上が図れます。 また当社では、ドライバビット(ドライバ先端のトルク伝達工具)や各種精密ねじも扱っており、これらを組み合わせたベストな提案でIT業界をはじめとする精密ねじ締め作業の最適化をサポートします。
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