2016/1/20
~熱量計測機能付 超音波流量計NU2(Cシリーズ)を新発売 ~
■はじめに
日東精工株式会社(代表取締役社長:材木正己、本社:京都府綾部市井倉町梅ヶ畑20、東証1部上場、
URL:https://www.nittoseiko.co.jp/)は、低価格で高性能な超音波流量計として好評を博しているクランプオン形超音波流量計(NU2)に熱量計測機能付モデルを追加し、2016年2月1日より受注を開始いたします。変換器に熱量演算機能を標準装備し、測温抵抗体と組み合わせることで熱量が計測できます。冷暖房施設の消費熱量管理など各種エネルギー管理にお使いいただけます。
■ 製概要品
本製品は、配管内に流れる流体の流量を配管の外側から計測できるクランプオン形超音波流量計に温度計測機能と熱量演算機能を付加し、感温部(測温抵抗体3線式Pt100)を熱交換器の送り側、戻り側に設置することで消費熱量、あるいは発生熱量の計測が可能な流量計です。流量計測原理には超音波の伝搬時間が管内流体の速度によって変化することから流速を求める「伝搬時間差方式」を採用しています。配管外からの計測となるため、腐食問題等の計測環境に左右されず幅広い液種の計測が可能です。
■ 製品特長
(1) 低価格で流量と熱量を計測
流量計測だけでなく、熱量計測も可能な一台二役の多機能型モデルです。検出器、感温部の設置は、配管外側に取り付ける方式
のため、従来必要であったバイパス管路の設置、フランジ接続作業が不要となり、工事費を大幅に削減することが可能です。
配管サイズが変わっても機器費用、工事費用はほとんど変わりませんので、大口径ラインにおいては一層優れたコストパフォー
マンスを実現します。
(2) 計測環境に幅広く対応
既設配管の外側から計測するため検出器が直接液体に触れることがなく、液体の腐食性や圧力、導電率などの影響を受けません。
超音波が伝わる液体であれば種類を選ばず計測が可能です。
(3) 設置が容易
検出器はセンサとレールが一体となったレールマウント形状を採用し、センサの位置合せ作業の手間を取らせません。レール端
部を独自のマグネット埋込構造とすることで、鉄管等の磁性体配管の計測ではベルト締付作業が不要となり、過酷な環境下での
作業者の負担を軽減します。
■ 製品外観
■ 製品仕様(標準仕様品)
■ 販売計画
(1)ターゲット業界
・コージェネレーション、ビル空調設備業界
(2)希望販売価格
・458,000円(税別)~
(3)目標販売台数
・200台/年