復刻版 ヘッダー・ローリング機を展示
昭和31年8月10日にファスナー事業を開始し、昨年(平成28年)、創業60周年を迎えました。
昭和28年に十字穴の特許実施権を所有していた大沢商会から頭部十字穴を成形する
ヘッディングパンチの製作依頼を受けたことに始まり、工具の耐久調査のためにヘッダー機を導入。
打鋲試験によりねじが日ごとに増大していくなかでねじ業者に販売するようになりました。
当時はマイナス穴のものが大半でしたが、十字穴付きが今後の市場を形成することを見越し、
ねじ製造工場を設置。本格的にねじ生産に着手しました。
以降、カメラ用十字穴付き精密ねじ、神様ねじと評されたカセット用ねじ、タップタイト
シリーズの拡大、ゆるみ防止に特化した製品開発、用途に合わせた頭部・駆動部の開発、軽量化
を支援するねじの開発などを経て「ねじの日東精工」は業界のリーディングカンパニーとなり
ました。
ファスナー事業創業以来、当社のねじの販売累計本数は6166億8392万9千本(2016年5月
現在)、主要ねじ「タップタイト3x8(素材長さ:16mm)」で計算して距離にすると、
地球を246周。また、月と地球を13往復した距離になります。
現在、歴史記念館に保管してありました創業当時のヘッダー・ローリング機のオーバー
ホールをおこない、当社本社のミーティングルームに展示しております。
来社いただきました際には、60年の時を超え復刻したヘッダー・ローリング機をご覧に
ぜひ、お立ち寄りください。
これからも日東精工はお客様満足度120%を目指したモノづくりに挑戦していきます。