インドネシアの子会社が日系ねじ製造会社から事業を取得し、第二工場を稼働

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2017/8/4

 日系ねじ製造会社から事業取得。自動車業界向け工場と位置づけ、戦略的投資を実施

 

       ~ 製品供給力の拡大および営業基盤の拡大を実現、お客様満足度向上を目指す ~

■はじめに

 

 

 日東精工株式会社(本社・工場:京都府綾部市 代表取締役社長:材木正己)は、インド ネシア共和国における当社連結子会社である PT. NITTO ALAM INDONESIA(以下「NAI 社」) が、工業用ファスナー(ねじ)メーカとして同業者である PT. ISOGAI INDONESIA(以下 「ISOGAI INDONESIA 社」)のねじ製造及び販売事業の一部を譲り受け、NAI 社の第二工場として稼動させることを発表しました。

 本事業取得は、日東精工グループにおける成長戦略の一環として、海外における拠点ならびに事業の拡大を視野に入れたものであり、これにより当社グループのグローバル展開 をさらに加速させてまいりたいと考えております。

 

 

 

 

                        

■背景・目的

 

 当社は海外に 9 社の連結子会社と 3 拠点を設け、グローバルなモノづくりを展開しています。中でもインドネシア共和国における当社連結子会社である NAI 社は、1985 年の設立 以来 31 年と当社グループの海外工場としては 2 番目に長い歴史を有し、近年安定した経済 成長を遂げる同国で堅調に業績を伸ばしております。一方で、お客様満足度のさらなる向上のためには、製造能力の拡大や、よりお客様に近い場所での操業が必要であり、これらが実現できる環境を検討してまいりました。

 このような状況下、NAI 社は、ISOGAI INDONESIA 社からねじ製造及び販売事業の一部を譲り受けることといたしました。本件の実施により NAI 社は、自動車産業をはじめとする 日系製造業が多く進出するジャカルタ郊外ブカシ県に、ねじ製造工場を早期に保有できることとなり、製品供給力の拡大ならびに営業基盤の拡大が図れるなど、多くのメリットが期待されます。

 NAI 社は本事業取得に加え、ねじ製造設備の購入など、戦略的投資を計画、本事業取得で 保有する当工場を、自動車業界を中心とした特殊冷間圧造部品、ならびに太物ボルト・ねじ工場と位置付け、製品供給体制を整えてまいります。

 

 

■事業譲渡および譲受会社の概要

 

   〔事業譲渡会社〕

  社名      :PT. ISOGAI INDONESIA

  設立      :2000 年 5 月 1 日

  関連会社    :磯貝鋲螺工業株式会社(本社:東京都葛飾区)の関連会社

  所在地     :インドネシア共和国、ブカシ県、リッポーチカラン、デルタシリコン工業団地内

  譲渡資産    :ISOGAI INDONESIA 社の保有資産ならびに、ねじ製造およびねじ販売事業の内、

           当事者間で合意した範囲のもの。

 

 

 〔事業譲受会社〕

  社名      :PT. NITTO ALAM INDONESIA

  設立      :1985 年 6 月 13 日

  代表者     :代表取締役社長 久馬 武彦

  事業内容    :工業用ファスナー(ねじ部品)の製造、販売

  所在地     :インドネシア共和国、タンゲラン県、マニス工業団地内

  当社との関係:日東精工の99.5%出資子会社業所名

 

 

■第二工場(ブカシ工場)稼動時期

 

 2017年12月(予定)

 

 

 

■日東精工会社概要

 

 日東精工株式会社(東証一部上場)は、工業用ファスナー(ねじ)や自動組立機械(ねじ締め機)、計測・検査装置などを製造販売するメーカです。ねじ・ねじ締め機は大きなシェアを誇り、締結・組立・検査における「ファスニング・ソリューション」を展開しています。1979年にいち早く台湾進出を果たし、工業用ファスナーメーカの先駆け的存在としてアジアでの地位を確立しています。

 

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