打錠用杵測定装置(MISTOL)を新発売

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2017/2/14

工業用小物部品の検査装置で培った技術を医療分野へ活用

 

~打錠用杵測定装置を新発売~

■はじめに

 

 日東精工株式会社(代表取締役社長:材木正己、本社:京都府綾部市井倉町梅ヶ畑20、東証1部上場、

URL:https://www.nittoseiko.co.jp/)は、小物部品検査選別装置「ミストル(MISTOL®)」において小物部品の検査精度や高速性が求められる自動車業界を中心に高い評価をいただいてまいりました。この度、新たなラインナップとして製薬業界での杵の寸法管理を自動化する「打錠用杵測定装置」を開発し、2017年3月1日から販売を開始いたします。 

 

                         

■ 製品開発背景

 

 長年にわたって精密ねじ、セルフタッピンねじのリーディングカンパニーとして生産設備を内製化し、またお客様の生産体系に合わせた自動組立設備、検査設備を提供してきた日東精工株式会社が、そのノウハウを結集して開発した小物部品検査選別装置「ミストル(MISTOL®)」は2006年の発売以来、自動車業界を中心に好評をいただいております。

 この度、新たな事業領域への挑戦として、これら長年にわたって培ってきた技術をもとに製薬業界における杵寸法検査装置を開発し、発売することになりました。

 

 

■ 製品概要

 

 医薬品や健康食品など錠剤を成形する打錠工程では、粉末状の薬剤を計量して「臼(うす)」に入れ、「杵(きね)」と呼ばれる部品で上下から加圧して錠剤の形状を作ります。これらの杵(上杵・下杵)・臼には厳重な寸法管理、精度が求められ、これらの管理の良否が製造された錠剤の品質を左右することになります。

 この度当社が開発しました「打錠用杵測定装置」は、錠剤成形用の杵の寸法を測定する装置で、下記の撮像ならびに複数の測定をすることで杵の管理を実現します。

 

 (1) 打錠面の高さ計測

   高精度センサにて杵の底部から打錠面までの高さ(底長)を計測

 

 (2) 杵の全長計測

   高精度センサにて杵の全長を計測

 

 (3) 杵の軸径計測

     寸法測定器にて杵の軸径を計測

 

 (4) 打錠面の撮像

   CCDカメラにて上方向から打錠面を撮像

 

  測定データはExcel形式にて自動保存され、出力が可能です。

                    ※保存データ数はパソコンのハードディスク容量によります。

 

 

■ 製品外観・寸法・重量

 

 

 

■ 製品仕様

 

  寸法測定(底長、全長、軸径、先端径)、打錠面撮像(オプション)

 

 

■ 販売計画

 

  ターゲット業界   製薬業界、食品業界

  希望販売価格    オープン価格

  目標販売台数    20 台 / 年

 

 

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