2019/5/13
工業用部品の検査装置で培った技術がさらに進化
~ 超小物部品専用検査選別装置ミストル(MISTOL®)Fタイプを発売 ~
■はじめに
日東精工株式会社(代表取締役社長:材木正己、本社:京都府綾部市井倉町梅ヶ畑20、東証1部上場、URL:https://www.nittoseiko.co.jp/)は、2006年に小物部品検査選別装置「ミストル(MISTOL®)」を発売以来、小物部品の検査精度や高速性が求められる自動車業界を中心に高い評価をいただいてまいりました。
この度、超小物部品専用検査選別装置「ミストル(MISTOL®)Fタイプ」を開発し、新たなラインナップとして2019年6月3日から販売を開始いたします。
■製品開発背景
長年にわたって精密ねじ、セルフタッピンねじのリーディングカンパニーとして生産設備の内製化やお客様の生産体系に合わせた自動組立設備、検査設備を提供してきました。そのノウハウを結集し、お客様の品質を高めることを目的として開発した小物部品検査選別装置「ミストル(MISTOL®)」は発売以来、高い評価をいただいてまいりました。
この度、超小物部品検査への挑戦として、これら長年にわたって培ってきた技術をもとに極小ねじなどの超小物部品の検査が可能な超小物部品専用検査選別装置「ミストル(MISTOL®)Fタイプ」を開発いたしました。
「ミストル(MISTOL®)Fタイプ」は、極小検査工程の救世主として、お客様のモノづくりをサポートしてまいります。
■製品概要・特長
(1)超小物部品の検査に対応
0.6~1mm径の極小部品の検査(外観、寸法)が可能。
(2)省スペース設計
検査部の省スペース設計により卓上に設置が可能。
(3)ガラスディスク採用
硬質ガラスディスク採用によりワーク上下端面の同時検査が可能。
ワークを固定しない検査のため、ワークの詰まる心配がありません。
(4)NG品のみを確実に排出NG排出部の設計を見直し小型化と確実なNG品排出を実現。
(5)省力化設計
指定数量完了での停止や夜間運動に必要な自動停止の機能を追加し無人化運転に対応。
■製品外観・寸法・重量
■製品仕様
検査対象 |
極小部品(M0.6~1.0mmねじ等、平面上に安定して倒立可能な部品) |
検査項目 |
外観検査(傷、打痕、色)、寸法検査、異種混入検査 |
検査速度 |
約100~500個/分(※ワーク形状、大きさにより異なる) |
センサ |
35万画素モノクロカメラ(※検査内容によりカラーカメラ、高画素カメラ対応可能) |
検査ステーション |
最大3ステーション、カメラ6台(最大)設置可能 |
機 能 |
多品種対応可(最大32品種)、計数機能(OK、NG、TOTALカウント)、定量停止機能 |
NG品排出確認機能、ワーク無し・指定時間自動停止機能、異常警告機能 |
|
搬送機構 |
専用ボウルフィーダ+高精度硬質ガラスディスク(ダイレクトドライブモータ駆動) |
NG品排出機構 |
サーボモータ排出機構 |
寸 法 |
検査部:700(幅)×650(奥行)×528(高さ) mm 操作部:310(幅)×150(奥行)×210(高さ) mm 制御部:600(幅)×300(奥行)×600(高さ) mm |
電源電圧 |
AC200V、5A(定常運転時) |
エアー源 |
0.4MPa |
■販売計画
ターゲット業界 自動車部品業界、家電業界
希望販売価格 12,900千円より
目標販売台数 20台/年