地域未来投資促進法において当社の「地域経済牽引事業計画」が京都府より承認

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2020/10/1

経済産業省の地域未来投資促進法において当社の「地域経済牽引事業計画」が京都府より承認

 

~ 新技術の普及を通して地域の経済活性化に貢献します ~

 日東精工株式会社(代表取締役社長:材木正己、本社:京都府綾部市井倉町梅ヶ畑20番地、東証1部上場、URL:https://www.nittoseiko.co.jp/)は、日東精工株式会社(代表取締役社長:材木正己、本社:京都府綾部市井倉町梅ヶ畑20番地、東証1部上場、URL:https://www.nittoseiko.co.jp/)は、、地域経済活性化に貢献する事業計画を支援する取り組みである「地域経済牽引事業」に、異種金属接合技術「AKROSE」および「AKROSE HYBRID」関連事業が本年8月20日付で承認されましたことを発表いたします。



■背景
 

 当社は1938年に地域の産業振興と雇用創出を目的として創業しました。現在もその精神を引き継ぎ創業の地綾部に本社を置いており、経済産業省近畿経済産業局からは地域の取引関係の中核を担う「コネクターハブ企業」としても評価されております。

 今回、異種金属接合技術「AKROSE」および「AKROSE HYBRID」の事業展開の計画が、京都府中丹地域(綾部市、福知山市、舞鶴市)における成長戦略に基づく地域経済への貢献に期待できるとして京都府から地域経済牽引事業に承認されるに至りました。

 

地域経済牽引事業とは    

 
 地域経済牽引事業とは、地域未来投資促進法に基づき経済産業省が主導する、地域の特性を活かした経済活性化を目的とする取り組みです。各地域において基本計画が策定されていますが、当社は中丹地域の計画における「中丹地域の金属製品製造業、食料品製造業等の集積を活用した成長ものづくり分野」の成長戦略に基づき当該事業を申請し京都府より承認されました。

 
 
■事業の実施期間
 
 2020年10月~2024年12月



■異種金属接合技術「AKROSE」および「AKROSE HYBRID」の概要
 

 近年、自動車業界を中心に軽量化や高強度化、低コスト化などを企図し、マルチマテリアル化の流れが強まり、より高度な異種金属接合技術が求められています。

 当社が長年工業用ファスナー(ねじ)事業で培ってきた冷間圧造技術を活かし2018年に開発した異種金属接合技術「AKROSE」は、従来の接合方法とは一線を画す新技術であり、強度が優れているだけでなく素材形状を調整することで複雑な接合形状も実現することも可能です。

 AKROSEをさらに進化させた「AKROSE HYBRID」は、AKROSEで接合された部品を接合材料に適した条件で熱処理を加えることにより、接合界面における原子の相互拡散を生じさせ、接合界面の密着性を原子レベルにまで向上する金属接合技術です。二つの接合方法を併せて行うことで接合はより強固となり、さらに安定性が得られます。



 

■今後の取り組み

 本事業計画は主に電気自動車に使用される車載用リチウムイオン電池向けの受注拡大を目指すものですが、今後はリチウムイオン電池以外の部品にも展開していく計画です。


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