2021/9/30
工業用部品の検査装置で培った技術がさらに進化
~ 小物部品専用検査選別装置ミストル(MISTOL®)ロボタイプを新発売 ~
日東精工株式会社(代表取締役社長:材木正己、本社:京都府綾部市井倉町梅ヶ畑20番地、東証1部上場、URL:https://www.nittoseiko.co.jp/)は、2006年に小物部品検査選別装置「ミストル(MISTOL®)」を発売以来、小物部品の高精度の検査や高速性が求められる自動車業界を中心に高い評価をいただいてまいりました。
このたび、小物部品専用検査選別装置「ミストル(MISTOL®)ロボタイプ」を開発し、新たなラインナップとして2021年10月1日から受注開始、2022年1月1日から販売を開始いたします。
■製品開発背景
長年にわたって精密ねじ、セルフタッピンねじのリーディングカンパニーとして生産設備の内製化やお客様の生産体系に合わせた自動組立設備、検査設備を提供してまいりました。そのノウハウを結集し、お客様の品質を高めることを目的として開発した小物部品検査選別装置「ミストル(MISTOL®)」は発売以来、高い評価をいただいております。
お客様から傷つきやすい部品の自動検査装置のご要望を多く受け、このたび、小物部品専用検査選別装置「ミストル(MISTOL®)ロボタイプ」を開発いたしました。「ミストル(MISTOL®)ロボタイプ」は、パーツフィーダを使用できないアルミなどの部品検査を自動で行うことが可能となり、お客様のモノづくりをサポートしてまいります。
■製品概要・特長
大量生産部品の検査選別には一般的に振動を利用して検査対象を整列させ供給を行う自動部品供給装置「パーツフィーダ」を利用した全数選別機が使用されています。しかし、パーツフィーダは整列過程でワーク同士が接触しキズが付くため、デリケートな部品においては目視検査が一般的となっています。「ミストル(MISTOL®)ロボタイプ」は、バラ積み状態の部品をロボットが自動でピックアップして検査部へ運び、OK品/NG品の判別を行います。
1.目視検査を自動化
パーツフィーダを使用できない傷付きやすい部品の検査をロボットが自動搬送して
自動検査を行うため、検査員の確保が不要となり人手不足を解消します。
操作はバラ積みの部品をセットして検査開始ボタンを押すだけ。
特別な教育は不要です。
4.さまざまな部品検査に対応
傷付きや形状などの条件に左右されず部品の供給が可能です。
5.省力化設計
指定数量完了での停止や夜間運転に必要な自動停止の機能を標準装備
し、無人化運転に対応可能です。
ロボット部外観
■製品外観・寸法・重量
[重量:約400Kg]
■製品仕様
検査対象 | 主に金属部品(約40mm×40mm×40mm以下) (※別途お打合せにより他ワークも対応可能) |
検査項目 | 外観検査(傷、打痕、色)、寸法検査、異種混入検査 |
検査速度 | 約30秒~1分/個(※ワーク形状、検査内容により異なります) |
検査カメラ | 35万画素モノクロカメラ (※別途お打合せによりカラーカメラ、高画素カメラ対応可能) |
カメラ台数 |
カメラ1台(※別途お打合せによりカメラ複数台設置対応可能) |
機 能 | 計数機能(OK、NG、TOTALカウント)、定量停止機能 |
ワーク無し・指定時間自動停止機能、異常警告機能 | |
搬送機構 | 6軸垂直多関節ロボット |
NG品排出 | 検査NG判定によりロボットでNG品回収箱へ自動排出 |
寸 法 | 1400(W)×1150(D)×1900(H) mm |
電源電圧 | AC200V、20A(最大) |
エアー源 | 0.4MPa |
ターゲット業界 自動車部品業界、家電業界
目標販売台数 10 台 / 年