2023/3/17
テックマンロボットTMシリーズ TM Plug&Playに対応
~ テックマンロボット社製協働ロボット用ねじ締めユニット「PD400TM」シリーズを新発売 ~
日東精工株式会社(代表取締役社長:材木正己、本社:京都府綾部市井倉町梅ヶ畑20番地、東証プライム、https://www.nittoseiko.co.jp/)は、テックマンロボット社製協働ロボットTMシリーズの「TM Plug&Play」に対応したねじ締めユニット「PD400TM」シリーズの販売を2023年4月1日より開始いたします。
■製品概要
「PD400TM」は、テックマンロボット(達明機器人)社の協働ロボットTMシリーズに簡単に取り付けられるねじ締めユニットです。ねじ締めのプログラミングを容易にするプラグインソフト「TMコンポーネント」もご用意し、テックマンロボット社より「TM Plug&Play」の認証を取得いたしました。自動化設備の初心者にもセットアップしやすく、かつ使いやすいことが特長となっています。
■製品特長
1.「TMコンポーネント」による簡単プログラミング
テックマンロボットのプログラミングは、「TMflow」と呼ばれるフローチャート式です。このTMflowは直感的で使いやすく、ねじ締めのプログラミングも難しくありません。しかし、ねじ締めのプログラミングにおいては、例えば、スタート信号や使用するチャンネルの情報など、幾つかのI/O操作プログラミングが必要です。また、締付け結果がOK/NGのそれぞれの場合に次の動作をどうするかといった、分岐動作を設定する必要もあります。これらを複数のねじ締めポイントについて手動で設定するのは、煩わしい作業でした。
今回ご用意したTMコンポーネント(プラグインソフト)は、TMflowを使ったねじ締めプログラミングを強力にアシストします。TMコンポーネントをフローチャートに置き、必要な項目を設定していけば、前述のようなねじ締めプログラミングの煩わしい部分についても、簡単かつ正確に作業を進めることが可能になります。
TMコンポーネントをセットしたTMflowによるプログラム作業例
2.高性能「NXドライバT3シリーズ」を標準採用
協働ロボットは初心者にも扱いやすいよう設計されていますが、ねじ締めユニットが使いにくいものであったり、エラーを多発するようなものであったりすると、導入の価値が半減します。「PD400TM」のドライバには、各方面で実績のある当社製「NXドライバT3シリーズ」を採用し、高品質なねじ締めを可能としています。また、エラーが発生した場合にも、トラブルシューティングに役立つエラーコードを表示する機能も備えています。
3.ねじ締めツールユニットは小型軽量・簡単取付
ねじ締めは、一般に上から垂直方向に行うものが多いですが、近年では下から上、斜め方向などのねじ締めニーズも増えています。また、ねじ締め位置が奥まったところにあり、障害物を避けながらアクセスしなければならない場合もあります。こういうアプリケーションには、協働ロボットと「PD400TM」の組合せが威力を発揮します。「PD400TM」の小型軽量なツールユニットは、狭いところへのアクセスを容易にし、締付け方向も選びません。また、ISO準拠の取付ブラケットを採用しているため、協働ロボットへの取付けも簡単です。
■製品外観/構成 (バキューム吸着式の一例)
NXドライバT3搭載ねじ締めツールユニット SD600Tコントローラ
■販売計画
希望販売価格 : PD400TM ※マグネット仕様 1,131千円
(税抜き) ※バキューム仕様 1,131千円
製品構成 : ①NXドライバT3シリーズ
②ねじ締めコントローラSD600T
③ロボット取付用アタッチメント
④プラグインソフト
⑤付属品(ケーブル)一式
販売開始日 : 2023年 4月 1日
目標販売台数 : 10台/月
主要販売先 : 自動車部品業界、電機メーカ、自動機メーカ 等