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[ニュースレター・2018年1月号(第37号)】 三菱電機社長と対談!「人財教育」「働き方改革」をテーマに

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「ニュースレター」は毎月15日発行の社外報です。(メルマガ読者には翌日の16日に配信)

日東精工の取り組みや旬のTOPICS、コラムなどお役立ち情報をお届けしています。

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新春スペシャル対談

「今日のベストは明日のベストではない」常に変革し続けよう 

 

三菱電機様と当社日東精工は、子会社の日東公進も含め50年にわたる取引をしています。

三菱電機の柵山正樹代表執行役執行役社長に当社代表取締役社長材木正己が「人財教育」

や「働き方改革」をテーマにお話を伺いました。

 

いかにマインドを合わせるかそれが大事

 

柵山:『人生の「ねじ」を巻く77の教え』をざっとですが、おもしろく読ませていただきました。

 

材木:ありがとうございます。なかなか評判もよくロングセラーにもなって、またこの書籍印税で図書館に本を3年連続で寄付することもしております。私どもは地方の会社ですので、優れた人材確保も大変です。まずは、人づくりが大事と考えてまとめたものです。それで、今日はぜひとも、日本を代表する大企業の人財教育や働き方改革について、直接、柵山社長からお話を伺えればと思ってまいりました。

 

柵山:偉そうに申し上げるような話ではないのです。でも、大事なことは「マインドを合わせる」ことだと思っております。「育てる」以前に、まず社全員の気持ちをひとつに合わせることが大事です。

2001年に三菱電機グループのコーポレートステートメントを現在の「Changes for the Better」に変更しました。つまり「今日のベストは明日のベストではない」「常により良いものを目指していく」という姿勢でグループ社員に浸透しています。「成長性」「収益性・効率性」「健全性」を3つの柱にして、「山(ピーク)」を追うだけではなく、いかに「谷」を浅くするか、辛い状況になったときいかに耐えられるか、財務の健全性を考えるものです。

 

労働時間短縮が目的ではなくやりがいをもって働けるかを考える

 

柵山:よく「労働時間を短縮する」と言いますが、時間を減らすことを目標にするのでなく、やりがいをもって働けるかが大事だと思います。仕事に誇りや喜びが感じられ、いきいきと働いてその結果として労働時間も短縮できたというのが望ましい。

 

材木:私も昔は、皆がガムシャラに働けばいいじゃないかなどと思っていましたが、この立場になれば、やはり従業員になにかあれば、結局責任は自分にあると自覚し、社員の健康管理やモチベーションアップに気をつかうようになりました。そして、常々、皆には「同じ失敗はするな」と言っているんです。

 

失敗で終わらせるのではなく成功へ導くこと、育てること

 

柵山:きちんとできたらほめてあげることも大事です。こう言うと、上から目線だと感じる人がいるかもしれませんが、山本五十六の「させてみて ほめてやらねば人は動かじ」はまさに真理だと思います。もちろん、ほめるには何かしてもらわないといけないわけで、やってもらうことが基本。で、成功すればほめる。それから、失敗はできればさせないほうがいいと思っています。

 

材木:私は多少の失敗は成長につながると思っています。ほめたり、叱ったり、まずは部下に関心をもつことが愛情だと思っています。実際、自分も若いころに、社長からではなかったけれど役員に声をかけられたりするだけで、一生懸命説明したし、がんばろうという気になり、大いに励みになりました。

 

柵山:失敗については、実はうちの会社はけっこう寛大なのです。プロセスの手抜きや計画の無謀性による失敗は論外ですが、計画段階で未知だった原因で壁に突き当たるのはやむを得ないことだと考えます。プロセスの一部を見て判断するのでなく、総合的に見る。失敗はさせないほうがいいというのは、失敗で終わらせるのではなく、最終的に成功に導いていくということです。

 

材木:なるほど、やはり三菱電機という長い歴史・伝統やDNAといいますか、ただ利潤を追求すればいいというものでなはい、ほんとうに企業理念がしっかりされていて、それが信頼につながっているわけですね。

 

たまに跳んでみるチャレンジ精神を忘れない

 

材木:最後になりますが、御社にとって「期待される人物像」を挙げていただけるでしょうか?

 

柵山:先ほどの失敗の話とつながりますが、挑戦する人ですね。『人生の「ねじ」を巻く77の教え』に「3つのできない」がありました。できないを分解すると「ひとりでできない」「今できない」「今までの方法ではできない」。その「できない理由」を整理して、簡単にできないと言わない。あきらめないでできるようにするというのがありましたが、「なんとかやってみよう」というチャレンジ精神をいつまでももち続けてほしいです。

 

材木:悪くなるかもしれないと恐れて何もやらないのがいちばんこわい。私もそういうことを言い続けているのです。今日は、柵山社長には貴重な御社の技術的なこともお話いただきましたが、御社の製品ももちろんそうですし、当社のねじも、単純に安い高いという価格競争とは違う土俵で戦っています。お客様にどれだけ満足いただけるか、大きな期待を寄せていただけるかが大事です。

 

 


 

2.平成30年 経営方針を抜粋してご紹介します 

本年は中期経営計画「日東パワーアッププランFINAL」の最終年度にあたります。

「締結・組立・計測検査分野における飛躍的成長への挑戦」

「締結・組立・計測検査における真のグローバルメーカ」を目指し、これまでの活動を集大成してまいります。

中期経営計画 戦略テーマ

①事業力の強化

②人財力の強化

③グローバル力の強化

④ブランド力の強化

 

 3.【TOPICS】

 ・第8回クルマの軽量化技術展で3事業部の連携をプレゼンテーション 詳細はこちら

 ・本社のある京都で投資セミナーやIR説明会実施 IR情報はこちら

 ・ベトナムの財閥企業ドンタム社と親交を深めました

 ・しっかり結ばれたい!?方へねじチョコプレゼントキャンペーン 詳細はこちら

                                          

4.【新・人生のねじを巻く教え】

  イメージにとらわれない ~皇后さまのお誕生日の言葉に学ぶ~

 

5.【新連載・正己語録①】

  戌(いぬ)年は新しい芽吹きのための準備期間

 

6.【新連載・あやべちょっと寄り道】

  西町アイタウン

 


 

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