新製品・現場地耐力試験装置「GeoJudge™」をご紹介!

現場地耐力試験装置「GeoJudge™」を
新発売!
当社では1996年から宅地用地盤調査機「ジオカルテ®」を開発・販売し、
国内トップシェアを誇りますが、今般、新たに移動式クレーンなどの
大型機械の地盤沈下による転倒リスクを評価する
「GeoJudge™(ジオジャッジ™)」を発売します。
今号はこの「現場地耐力試験装置」について製品概要をご紹介!

工事現場などでは安全管理の徹底が当たり前だと考えがちですが、それでも移動式クレーンなどの建設機械の転倒事故が頻繁に起こっています(2023年はクレーンに関する事故の死傷者は国内だけで1,588人〔44人が死亡〕となっています)。クレーンの転倒事故には台風や地震などの影響で突発的に起こるものもありますが、じつは支持地盤の沈下による転倒災害が多いのです。重機の重みに地面が耐えられなくなり、1ヶ所2ヶ所と沈んでいくうちにバランスが悪くなって倒れてしまうというわけです。
重機を設置する前にその場所の地耐力を調査することが肝要で、地盤工学会の基準(JGS)としては「平板載荷試験」が推奨されています。これは一定の荷重を一定の時間をかけ続けその沈下量を計測。荷重を変えて繰り返すというものなのですが、1ヶ所の測定に2.5時間から5時間がかかり、1回の据え付けに4ヶ所を試験となると丸一日、あるいは二日を要することになります。工学基準はあるけれど、試験が義務付けられていないこともあり、工期短縮などを求める現場などで、たとえば「前は大丈夫だった」「ここなら平気だろう」という思い込み・憶測で試験が省略されることがあり、それがヒューマンエラーにつながっているのです。
「もっと短時間で地盤の硬さを試験・評価できないか」という声に対応すべく、今般、当社では「現場地耐力試験装置 GeoJudge™」を開発、本年6月から販売を開始します。もともとは厚生労働省所管である「労働安全衛生総合研究所(JNIOSH)」が新しい地耐力調査方法を研究し開発を進めていたものをベースに、当社が量産できるものとして完成させたもの。この「GeoJudge™」では1ヶ所に要する測定時間は約20分、従来の検査にかかる時間をなんと約8分の1と大幅に短縮することができました。もちろん、従来の平板載荷試験と新しい現場地耐力試験との比較実験でも同等の試験結果が得られることも実証済みです。下の囲みで製品の詳細を紹介していますが、正確さと迅速さを併せもつ画期的な地耐力試験装置といえるでしょう。


「労働安全衛生総合研究所さんが装置開発のパートナーを探されていて、当社にお問い合わせをいただいたのがきっかけです。これまで日東精工で進めてきた宅地用地盤調査機「ジオカルテ®※」の実績や知見を高く評価いただいてのものです。
今後は労働安全衛生総合研究所さんが現場地耐力試験の普及、そして標準化や法律の整備などを進め、当社では装置を開発・量産し販売していきますが、国が所管する機関とパートナーシップを組んで、建設現場の安全に寄与できることを誇りに思います」(制御システム事業本部 担当)
※「ジオカルテ」従来人手で行なわれていた住宅向け地盤調査を劇的に快適化・高精度化し、業界のスタンダードとして国内トップシェアを誇る。
2016年からの「JAXA」の「宇宙探査イノベーションハブ」研究プロジェクトにも取り上げられた。
★現場地耐力試験装置「GeoJudge™」の製品情報ページはこちら
※本ページの内容は、ニュースレター4月号にも掲載しています



