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【ニュースレター・2020年1月号(第61号)】《新春対談特集》あやべ市民新聞 髙崎忍代表取締役社長をお招きして

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「ニュースレター」は毎月15日発行の社外報です。(メルマガ読者には翌日の16日に配信)

日東精工の取り組みや旬のTOPICS、コラムなどお役立ち情報をお届けしています。

今月号はこちら

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互いに信頼し、先を見据えて努力する。

これは人づくり、モノづくりに

共通するものです。

 

1983(昭和58年)に創刊したあやべ市民新聞は、

地元の人がよろず相談にも訪れる地域密着型新聞です。

あやべ市民新聞の代表取締役社長であり、

また学校法人成美学園理事長でもある髙崎忍さんをお招きし、

当社代表取締役社長の材木正己と対談いただきました。 

 

髙崎社長と材木社長対談

 

 

人づくり、モノづくりの

DNAが綾部には生きている

 

材木正己社長(以下材木):あやべ市民新聞さんには当社の事業や新製品、あるいは地域貢献活動などについて、いつも好意的に取り上げていただき、ありがとうございます。あやべ市民新聞は綾部の方から愛されていて、綾部ではいわゆる全国紙よりも読まれているそうですね。

髙崎忍社長(以下髙崎):ええ、綾部市内ではいちばん読者が多いです。ご家庭だけでなく職場単位でも購読いただいていますので、今、綾部の人口3万2千余りですが、おそらく2万人近い方に読んでいただいているかと思います。普及率(購読率)は全国にある地域紙の中でもトップクラスだと思います。

材木:じつは今日、髙崎社長とお話ができるのをとても楽しみにしていたのです。自分たちはがんばっている、それなりにできていると思ってはいても、自己評価ではどうしても甘くなりますね。客観的な、第三者の立場からみて、現在の当社をどのように評価されますか?

髙崎:日東精工さんの綾部への貢献度は素晴らしいと思っています。東証一部上場の会社の多くが大阪やとくに東京に本社をおくなかで、ずっと綾部に本社や工場をおき続けられている。雇用面での貢献はいうまでもないですが、長年、綾部工業研修所をサポートし続けられていますね。これは、モノづくりの街・綾部の根底を支える地道な活動で、日東精工という企業の性格がよく表れていると思います。また以前活躍していた日東レクリーダー会、これは地域に根差したボランティア活動でしたが、これに派生した様々な形の活動を通して、綾部というまちに貢献されています。私は今、並松町の自治会長を務めているのですが、綾部の自治会長の多くが、日東精工OBの方です。

材木:当社には少しユニークな資格制度があって、たとえば河川清掃やモデルフォレストなど地域のボランティア活動に参加することも、会社での人事評価につながるようにしています。会社を退職すれば、そういう人事評価の対象外となるわけですが、いま髙崎さんがおっしゃったように多くのOBの方が、自主的に地域のリーダーになっていただいているのをほんとうに誇りに思います。以前、山崎善也市長が、綾部市内に上場企業が2つあることは雇用面でも助かるが、いったん綾部の外に出た人でも、故郷に友人・知人が働いているということは、安心感があって戻ってきやすい。そして上場企業でマネジメントなどを学んだOBが退職後にまちづくりに参加するのがありがたいという趣旨のことをおっしゃっていました。当社創業以来の、あるいは、そもそもグンゼ創業者・波多野鶴吉さんがはじめられ大切にされたこと、人を大事にするという理念、DNAが綾部市でも、当社でも引き継がれ、息づいているということだと思います。

髙崎:地域創生といわれて久しいですが、それでも「東京一極集中」はなかなか変わりません。やっぱりそれではいけない。2017年に綾部で「10年後、地域紙は生き残れるか」というテーマで「第15回全国地域史交流会 in 綾部」を開催したところ、史上最多の39紙が全国から集まりました。時間に追われながらバタバタとするのでなく、ゆったりとした自然の中で、じっくり問題点を洗い出し議論をすることができました。ネスレという世界でトップクラスの食品・飲料メーカはスイスのレマン湖のほとりに本社をおいたままだそうで、必要あれば、皆がスイスまで出向いていくそうです。日東精工さんを見ていると、このネスレのイメージと重なります。気概があるというか骨のある会社という印象ですね。

材木:日東精工には「我らの信条」という社是があります。その冒頭に「地域貢献」があります。もちろん企業戦略として、たとえばR&Dセンターを京都市内に、マーケティング部門を東京におく、あるいは海外にいろいろな拠点をおくということはしています。アンテナはいろいろと張り巡らさないといけませんから。でも本社や工場を創業の地、綾部から移すということはまったく考えておりません。 

 

髙崎忍社長

 

 

材木正己社長

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

辛い、厳しい時代があったことも

忘れてはいけない

 

髙崎:私は奈良の県紙を辞めて地元にUターンしました。37年前に福知山の地域新聞と綾部の地域紙2紙を大同団結させて誕生したのが、あやべ市民新聞です。創刊間もなくの頃、当時の日東精工の社長、福井祐司さんにインタビューさせていただいたことがあります。今日、今お話をしている応接室、昔は確か、社長室があったところでしょう。まさにここでお話をうかがいました。インタビュー後しばらくしてお亡くなりになったのですが、もうすでに体調を崩されていたのでしょう。少し苦しそうに、しかし、真摯にお話をいただきました。第一次オイルショックでどうしても人員を整理せざるをえないことがあったのを、「あのときは辛かった、苦しかった」と涙を浮かべ悔やんでおられたことがとても印象に残っています。今の日東精工さんは成長路線で、株価も上がり、まさにいい時代だと思いますが、創業の経緯とか、こういう苦しい時代があったということを、今の若い方はご存知でしょうか?

材木:ええ、厳しい時代はありました。たとえば飲み屋さんなどで日東精工というとツケ、請求書払いがダメというところもありました。それだけ厳しい危ないと思われていたのでしょう。でも、そんなときでも応援し支えていただいたところはたくさんあり、今もその方々を大切にさせていただいております。そして、毎年、2月11日の当社の創立記念日には、こういう時代があって、先輩の皆さんがご苦労されてきた歴史の上に、自分たちがいる、事業が成り立っているのだということを社員一同共有していきます。

髙崎:そうなのですか。それは素晴らしいことですね。私も経営者として、つくづく思うのですが、やはり結束力、団結力に尽きますね。信頼関係があり結束が強ければ、どんな逆風でも耐えられる。反対にそれが弱ければ、外からちょっと力が加わっただけで簡単に崩壊する・・・・・・

材木:マインドを共有するということだと思っています。一人ひとり得意分野も違うし、能力も違います。それだからおもしろいけれど、向かうベクトルは一緒にする。それから、私は「弥栄(いやさか)経営」と言っているんですが、少しでいいから、昨日より今日、今日より明日をよくしていきたいと思っています。「地域への貢献」「地元にお役に立ちたい」と偉そうなことを言っていて、会社の調子が悪くなってからはもうやりません、できませんでは無責任でしょう。そのためにも経営を安定させることが大事です。

髙崎:経営を安定させるということは、先を見据える、次の一手、二手を考えるということでもありますね。新聞でいえば、若い人たちがどんどん新聞を読まなくなっています。このままでは、何もしなければ座して死を待つということになりますので、たとえば、われわれも新聞の配達(流通)システムを新聞だけでなく他にもっといかせないかとか、詳しくは言えませんが、これまでとはまったくコンセプトが違う、わが国ではこれまでになかった「自分史づくり」を計画したりしています。また、本来は新聞と行政は距離をおくべきものですが、従来タブーとされていたことを、本当にタブーかどうかをしっかり見直して、全国紙でなく地域紙ならではの行政との関係を築くことも大事だと思っています。もちろん、日東精工さんも将来を見据えていろいろなことを手掛けておられますね。

材木:うちは成長路線を進めており、M&Aなどで、国内・海外合わせるとグループ会社が30を超えました。しかし、なんでもかんでも手を出すということでなく、自分たちの本来の事業へのシナジー効果が生み出せるものに限っています。たとえば日東精工は精密ねじが得意分野ですが、太いボルトを得意とする協栄製作所がグループ内に入ることで、ファスナー事業により厚み深みが増すということです。あやべ市民新聞にも書いていただきましたが、今後は医療分野への展開も視野に入れています。

 

髙崎社長と材木社長対談②

 

あやべ市民新聞記事

 

 

企業も学校も

グローバルが加速

 

材木:ところで髙崎さんはあやべ市民新聞の社長だけでなく、成美学園の理事長でもおられますね。先ほど当社の受付にいた社員も成美学園の卒業生です。

髙崎:ええ、彼女からしっかり挨拶をいただきました。福知山成美高校は創立から148年の伝統を受け継いでいますが、私がもっとも誇りに思うのが生徒の挨拶。外からきた初対面の人でも生徒たちは校内で顔を合わせれば「こんにちは」と挨拶をする。しかも挨拶をしなさいと誰かに強制されているのではなく自然と身についているんです。

材木:グンゼさんの3つの躾、「挨拶をする」「履物をそろえる」「掃除をする」に通ずるものがありますね。そしてもちろん、当社日東精工の『人生の「ねじ」を巻く77の教え』の1番は「3つの『あ』を武器にして努力しよう」とあり、挨拶の大切さを説いています。モノづくりの基本は人、正しい人がいいモノをつくる・・・・・・挨拶は人の基本、モノづくりの基本ですね。そして地域にそれが自然と根づいているのはうれしいことです。

髙崎:先ほど、先を見据えるというお話がありましたが、じつは学校法人も少子高齢化が加速する中で、グローバル化がキーワードになると考えています。福知山成美高校には国際コースがあり、これまで韓国やインド、ベトナムからの留学生を受け入れてきました。ベトナムとはとくにご縁ができて、今年はふたりが入学してくれることになっています。綾部市内でベトナム人就労者も増えてきましたが、御社はいかがでしょう。

材木:ベトナムは成長著しい国ですし、現地との取引もあります。現在はインドネシアの研修生などを受け入れていますが、いずれベトナムもということになるかもしれませんね。2018年の11月に綾部の本社で「グローバルQC大会」を開きました。インドネシア、中国、台湾、タイ、マレーシアの現地法人の代表を呼んでの発表会でした。彼らは綾部の豊里中学での交流会にも参加してくれました。

髙崎:育った環境、宗教、価値観の違う人と出会い、交流するということはほんとうに大切なことだと思います。なにより視野が広げられ、自分本位でなく相手をおもんばかることが学べますね。

材木:今年の経営指針のなかでも少し触れたのですが、たとえば製品説明用資料の外国語版がないとか、製品の操作パネルが日本語表示のみといったものがあります。これで海外での販売機会を失っているとしたらもったいない話です。心の中に日本と海外との間の溝や壁をつくってはいないか。世界基準の製品開発や新しい国への販売チャネルの開拓を進めようと、社員にハッパをかけたところです。髙崎社長には、新聞社社長としてはぜひ当社の事業を多くの人に伝えていただければと願いますし、成美学園理事長、教育者としては、次代につながる優秀なグローバル人財を育てていっていただければと思います。

 今日はありがとうございました。 

 

髙崎社長と材木社長握手

 

  

   

2020年度 経営方針(抜粋)

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「世界中で認められ、求められるグループ企業へ」

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 事業活動を通じて、持続可能な社会の実現に貢献します 

 

 企業の評価基準として、取引先はもとより、投資家や学生にいたるまでSDGsへの取り組み姿勢を注視する時代です。

 当社は企業理念「我らの信条」にうたう通り、創業時から、社会に貢献する企業であることを不変の精神としています。当社製品は、過去より、燃費の向上を通じ環境負荷の低減に貢献し、省力化により過酷な重労働からの解放を実現するなど、快適で環境によい社会づくりに寄与してきました。今後も自信をもってSDGsを意識した製品開発、販売活動を行ってまいります。

 また当社では今年度ダイバーシティ経営や健康経営の取り組みをより強化。中期経営計画「NITTOSEIKO Mission "G"」の5つの戦略テーマの実践の中に組み込むことで、「世界中で認められ求められる企業グループとなる」ことを目指したいと考えております。

 

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5つの経営重点項目~NITTOSEIKO Misson "G"の戦略テーマより~

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【1】グループシナジーの創出を拡大

日東精工グループは国内、海外を併せ30社を超えるまでになりました。グループ各社の特長や強みを活かした共同製品開発や、共同購買活動、製造委託など、豊かな発想で対象部門を広げ、シナジーの創出をより拡大してまいります。

 

【2】シームレス化を図り、海外でのビジネスを拡大

製品だけでなく、開発者、生産者、販売者の国内と海外の壁を取り除き世界基準の製品開発や新しい国への販売チャネルの開拓を、数値目標をもって取り組んでまいります。 

 

【3】「お客様満足度120%」の継続と向上

お客様に満足していただく原点は「お客様に直接会って話を交わすこと」「お客様の立場になり困っていることをかんがえること」。今年はお客様訪問件数や技術提案件数を数値目標化し、しっかり足を運び、お客様の真のニーズを聞き出し、製品開発やサービスの提供につなげてまいります。 

 

【4】新製品売上比率を高める

日東精工はメーカです。新製品を絶えず生み出し、お客様の要求する品質と納期と価格でお届けするのが当社事業の本質です。新製品を生み出せないメーカは衰退するという危機感を常に共有し、技術・開発部門の総力を挙げて製品開発に取り組みます。 

 

【5】従業員の活力向上や組織の活性化を企業の成長へ

多様な人財を活かしその能力を最大限に発揮することで価値創造につなげていく「ダイバーシティ経営」を推進し、従業員の健康管理を経営の視点で「健康経営」に戦略的に取り組みます。従業員の力を十分発揮できるための舞台づくり、従業員の「働きがい」と「働きやすさ」をバランスよく実現できる制度・風土づくりを生産性向上につなげます。

 

※年頭に社内向けに発表した経営方針を一般向けに要約しました。

※「Sustainable Development Goals(エスディジーズ 持続可能な開発目標)」と呼ばれ、2030年までに世界中の国々がともに17の達成目標(ゴール)を目指すもの。2015年に国連で採択された 

 

  

 

 2.【TOPICS】

 ・高機能素材Week「第3回接着・接合EXPO」に出展 詳しくはこちら

 ・第10回「クルマの軽量化技術展」でソリューション事例を披露します 詳しくはこちら

 ・当社代表取締役社長の著書が東経大のテキストに使われました

 ・受験生応援ねじプレゼント たくさんのご応募をいただいています! 詳しくはこちら

                                          

3.【正己語録㉕】

  言葉ひとつで印象が変わる

 

 


 

 ・PDF版はこちら

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