【ニュースレター・2021年2月号(第74号)】地盤調査の信頼性と作業効率を向上!「ジオカルテⅣ」

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地盤調査機「ジオカルテ」が更に進化。
より信頼性の高い地盤調査と作業効率を向上させる
「ジオカルテⅣ」を販売開始しました
当社のモットーは「お客様満足度120%」。言葉を変えれば「今日のベストは明日のベター」、
お客様の要望に合わせて常に改良を重ねていくということです。
これは既に高い評価をいただいている「ジオカルテ」についても同じです。
従来機をバージョンアップさせた「ジオカルテⅣ」を昨年11月から販売開始しています。
当社制御システム事業部のロングセラー・ベストセラーのひとつが「ジオカルテ」です。住宅などの地盤調査に力を発揮するもので、この分野ではトップシェアを誇ること、産学連携が進み国内はもとよりニュージーランドやタイなど海外からも注目されていることなどは、これまでも随時ご紹介してきました(ちなみに、スクリューウエイト貫入試験法=旧スウェーデン式サウンディング試験法・SWS法を世界に先駆けて自動化したのが、当社の「ジオカルテ」ですから、トップシェアと世界初の2つの称号をもつ機器です!)
地球温暖化の影響もあって、ここ数年、季節外れの台風、集中豪雨、暴風雨などの異常気象が続き、〈何十年に一度〉〈過去に例のない〉と形容されることが起こっています。また阪神淡路大震災は26年前の1月17日、東日本大震災は10年前の3月11日、熊本地震は5年前の4月14日と大地震も周期的に起こっており、その都度家屋などに大きな被害をもたらしています。
自然の力に抗うことはできませんが、事前にできることはしっかりしておくことも重要です。どんな堅牢な住宅でも地盤が弱いところに建てれば「砂上の楼閣」になってしまいます。安全な場所かどうかを判断し、地盤がどんな状態でどんな土質かを詳しく知ることで、その土地によりふさわしい設計・施工法が選べるので、「ジオカルテ」は、予期せぬ「まさか」の被害を少なくすることに貢献しているともいえるのです。
「ジオカルテ」は住宅地盤調査における「試験・測定・記録の自動化による労力の負荷低減」を目的に1996年に販売を開始。24年間でシリーズ累計2,400台を超える販売を行ってきました。下の写真がジオカルテの変遷ですが、次ページでは最新の「ジオカルテⅣ」の特徴をご紹介していきます。
「ジオカルテⅣ」の主な特徴
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4代目となる「ジオカルテⅣ」は「より信頼性の高い地盤調査と作業効率の向上」を
コンセプトに実績豊富な「ジオカルテ」を更に機能アップさせた製品です。
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⑴ 専用スマートフォンアプリによるデータ取得
これまで、試験で得られた地盤データは「ジオカルテ」本体に挿入した記録媒体を事務所に持ち帰り、パソコンで確認する必要がありました。「ジオカルテⅣ」では、Bluetooth通信の機能を新たに追加。スマートフォンの専用アプリに試験デ ータを送信することができ、試験データの確認と事務所へのメール転送が容易にできるため、効率的に試験を実施することが可能になります。
⑵ ハイパワーな回転貫入を維持
地盤中へスクリューポイントを回転貫入する際には、硬く締まった地盤へ貫入が進むと高い回転トルクが必要となり、回転速度が低下します。「ジオカルテⅣ」では、弊社独自のロッドチャッキング機構に加え、回転能力を従来機よりも約50%パワーアップし、回転速度を維持したまま、高い回転トルクを実現。効率的な試験をサポートします。
⑶ メンテナンス性の向上
「ジオカルテ」は屋外で使用される試験装置であり、様々な環境下で使用されます。故障を起こし難い構造にすることはもちろん、万が一故障や破損した場合でも、部品の交換性を高め、メンテナンスを迅速にできるよう考慮しました。
また、弊社独自の荷重センサによる荷重制御システムでは、アンプ基板を設計し、キャリブレーション機能を向上させ、より精度の高い試験を提供します。
2.【TOPICS】
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