• 各種ダウンロード
  • メルマガ配信登録
  • お問い合わせ

HOME > ブログ > 環境負荷低減型単軸自動ねじ締め機 「FM515VE」

環境負荷低減型単軸自動ねじ締め機 「FM515VE」

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CO2排出量の削減とねじ締め品質の向上を実現
環境負荷低減型単軸自動ねじ締め機「FM515VE」を新発売


 当社の単軸ねじ締め機は昇降部がサーボモータ式で電気的に制御するものと、エアシリンダで簡易的に動作させる2つのタイプを揃えています。前者は細かくスピードや推力が設定できるのに対して、後者のエアシリンダタイプは動作がシンプルでコストが抑えられるのが特長で、お客様の製品や用途に合わせてそれぞれが採用されています。

 さて、今般、単軸自動ねじ締め機「FM515VE」を開発しました。これは昇降部にエアシリンダを用いる既存機種「FM513V」の機能はそのままに、駆動源に「電動アクチュエータ※1を採用し、電動化によるCO2排出量の削減とねじ締め品質の向上を実現したものです。



「これまで市販の電動アクチュエータを使って自社で改良して使われるという事例もあったのですが、これだと設計・組立・調整の手間がかかり、結果的に割高になってしまいます。今般、お客様の要望に応える形で、電動アクチュエータではトップ企業であるアイエイアイ社と提携し、日東精工のねじ締め機仕様のアクチュエータを開発・搭載。これまでにない新しいタイプのねじ締め機ができました」(産機事業本部 坂本大和)


 これまでのエアシリンダタイプよりもコストを抑え、約20%※2軽量となってより扱いやすくなり、また速度制御、推力制御機能が付いたことでより適正なねじ締めを行うことができるようになりました。そしていちばんの特長は環境負荷に大きく貢献すること。エアシリンダタイプの当社既存製品と比べて、ねじ締めユニット昇降部の動作による年間CO₂排出量を最大66%※2も削減できるのです。つまり、これまでエアシリンダタイプを採用されていたお客様が、より容易にかつ正確にねじ締めができ、しかも環境負荷の軽減になるのです。 当社では「サステナビリティ経営」を推進し、自社製造設備など事業活動でも、今後も大幅なCO2排出削減を目標に掲げていますが、同時にお客様のCO2排出削減に貢献することも大きな使命であると考え、これからも積極的に製品開発を行ってまいります。

   
ねじ締めユニット ねじ供給機 ドライバコントローラ


※1 アクチュエータ 
動力源と機構部品を組み合わせて機械的な動作を行う装置。ちなみにモータは電気的エネルギーを機械的エネルギーに変換する電動アクチュエータのうち、電磁力を使って回転運動する部品や装置のこと
※2 当社の想定による試算であり、仕様により異なる



本ページの内容は、ニュースレター11月号にも掲載しています


  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加