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参考出展した「防爆型溶剤リサイクル装置」が高い評価を受けました

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参考出展した「防爆型溶剤リサイクル装置」は
多くの業界から注目され、高い評価を受けました
7月15日から17日まで東京ビッグサイトで開催された「プラントショー2026」に、
当社とイーセップ㈱で共同開発を進めている「防爆型溶剤リサイクル装置」を参考出展し、
「次代に向けた期待のシステム」と高い評価を得ることができました。



 温暖化や環境問題に関してはさまざまな考えがあり、国・地域による思惑などもありますが、それでもこれらの問題に対し真摯に取り組み、次代、次々代にツケを残さない、未来に希望がもてる社会をつくっていくことが大切なことはいうまでもありません。

 日東精工では昭和13(1938)年の創業時から地域・社会への貢献を基本理念として掲げていて、現在進めている中期経営計画「Mission G-Final」のなかでも、環境問題への取り組みを注力分野の一つとしています。さまざまなアプローチを進めるなかの一つが京都のベンチャー企業イーセップ社と「防爆型溶剤リサイクル装置」の共同開発です。「防爆型溶剤リサイクル装置」といっても一般の方にはイメージしにくいかもしれませんが、先般、「プラントショー2026」に参考出展したところ、さまざまな業界の方々から高い評価を得ることができ、今後への大きな期待が寄せられています。

 化学メーカーをはじめ、自動車や家電、通信機器、食品……日本のモノづくりの現場ではさまざまな薬品、溶剤が使われていて、それが製造過程で余ったり不要になったりします。そのままでは産業廃棄物となってしまうものを、さまざまな処理を施してリサイクルしていくわけですが、従来は燃焼、冷却を繰り返し水と不純物を分離させるという蒸留が一般的でした。そのためには蒸留塔を設置するなど大掛かりな設備が必要で、エネルギーコストもかかるうえ、結局はCO₂排出にもつながります。また少量で多品種の溶剤への対応が難しいということもありました。

 しかし当社とイーセップ社で開発中の装置は「ナノセラミック分離膜」を通して廃溶剤を高純度に再生するというもので、装置のサイズを従来の90%程度に小型化でき、またエネルギーコストの削減で、約85%のCO₂削減を可能にするものです。

 大まかにまずはコーヒーのペーパーフィルターや家庭用の浄水器などをイメージしてください。フィルターを通して必要なものとそうでないものに分かれていくわけですが、少し大雑把な表現をするならば、このフィルターの超高品位のものがイーセップ社の開発する「ナノセラミック分離膜」というわけで、たとえば酸度の高い薬品や300℃近くの高温でも耐えられる、そしてフィルターの目の孔径が0.1ナノメートルという大きさで調整ができ、廃容材を一旦気化させることで目詰まりしにくい透過性に優れた特長を備えています。しかし、たとえ優れた「ナノセラミック分離膜」でもそれだけでは効果を発揮することができません。廃溶剤の処理量に対してどれくらいの膜の表面積が必要なのか、どれくらいの圧力をかけるのが最適なのか、負荷がかかり過ぎないようコントロール(自動制御)し、故障や事故につながらないようシステムを構築していく技術のバックアップがあって、はじめて装置として成り立つもので、こういった制御システムに関わる部分を日東精工が受けもっています。

 日東精工については一般的には工業用ファスナー(ねじ)を製造する会社というイメージをもたれる方も少なくありません。しかしながら水道メータを製造していた歴史があり、いまでもさまざまな流量計をはじめ、地盤調査機「ジオカルテ」、マイクロバブル洗浄機「バブ・リモ」などを製造販売する制御システム事業本部があり、ここで積み重ねられた知見を「防爆型溶剤リサイクル装置」に活かしているのです。

 生産現場などで「オンサイト」という言葉が使われるようになりました。文字通り、その現場で対応していくということで、それぞれのお客様の現場で「防爆型溶剤リサイクル装置」をシステム化していくことで、輸送・破棄コストも削減し、お客様自社設備内で完結する高効率な「省スペース・オンサイトリサイクル」を実現していきます。販売開始は未定ですが、反響の大きさを鑑みて、スピードアップを図ってまいります!



※本ページの内容は、ニュースレター8月号にも掲載しています



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