• 各種ダウンロード
  • メルマガ配信登録
  • お問い合わせ

HOME > ブログ > 【ねじの基本】ねじの部位・名称・寸法について知ろう

【ねじの基本】ねじの部位・名称・寸法について知ろう

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ねじの部位・名称


ねじの形にはすべて意味がある!

 

ねじの複雑な形状には、すべて意味があります。

ねじの様々な部位と名称、また寸法について解説します。


ねじの体.png



①    駆動部

ドライバなどを差込むために空いている穴を「駆動部」と呼びます。

一般的な十字穴(+穴)以外にもたくさんの形があり、締める方向にしか回らない一方通行の駆動部や、

ある一定以上の力が加わると頭部が壊れてしまうものもあります。

 

②    頭部

ねじの頭部は、ねじがねじ込み過ぎないように固定させる役割があります。

なべ頭という形が一般的ですが、ねじ込んだ際に頭が出ないよう薄く作られた頭部や

ゆるみ止め防止効果を持つ頭部などがあります。

ちなみに2017年の「受験生応援ねじ」のように頭部を五角に加工することもできます。

 よく使用されている頭部形状寸法

                              ・2017年版「受験生応援ねじ」

copy_jukenneji.jpg

 

 

 

 

 

 

③    ねじ部

ねじといえばこのギザギザですね。「ねじ部」と呼び、ねじの1番大事な部分となります。

この「ねじ部」にもたくさん種類があり、ゆるみ止めの効果を発揮するものや

ねじ込みやすくする効果を持たせたものなどがあります。

小ねじ・タッピンねじ・タップタイトなにが違うの?

 

④    先端部

ねじの先を「先端部」と呼び、ここにも意味があります。

基本的には、相手材(締結材)によって形が変わります。

種類としては、ねじ込みやすくする「とがり先」や相手材を傷つけない「丸先」などがあります。

 

 

よく使用する名称・寸法


◆ピッチ

 ねじの規格におけるピッチとは、隣り合うねじ山同士の距離のことです。    

 メートルねじの場合は、ミリでサイズが書かれます。

 

 

 

◆呼び径

 ねじの外形を表します。主に外径の基準寸法が使われます。

   M2のねじ、M3ねじ、M4、M5などと呼ばれますが、

   Mはメートルねじであるということを表し、数字がねじの呼び径、つまり外径です。

 外径はねじ山のある軸の直径で、ねじ頭部の直径ではありません。

 

 

 

 

 

 

◆谷径

 ねじ山の谷径に接する仮想円の直径のことです。

 

 

◆有効径

 ねじ溝の幅がねじ山の幅に等しくなるような仮想円の直径のことです。

 

 

◆ねじ山の角度

 ねじ山の角度のことです。一般的なねじ(小ねじ)の山の角度は60度となっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

関連製品リンク

作業性の向上や、カムアウト防止、取り外し防止、駆動部の工夫で問題解決を...

頭部高さわずか0.2mmを実現、軽薄短小をサポートする頭部などの特殊頭部!

 

その他の人気記事

ねじ製品(工業用ファスナー)  

【ねじの知識】小ねじ・タッピンねじ・タップタイト何が違うの?

 

通常のタッピンねじはねじの胴部が円形状をしているが、タップタイトはねじの胴部がおにぎり(三角)形状をしております。タッピンねじと同様にめねじ加工が施されていない下穴にねじ自身のねじ山でめねじ山を塑性成形させながらねじ込む締結を行います。タップタイトはタッピンねじより作業性・信頼性に優れ幅広い業界で使用されており... 続きを見る

 

 

【ねじの知識】ねじ締結について

 

ねじ締結とは、ねじ部品を用いて2個以上の部材を締結することです。ねじを回転させ締め付けをおこなうと、被締結物には圧縮力(挟み込まれる力)、おねじには引張力(締結物から反発する力)がかかります。この力がおねじ、及びめねじの締付け座面、互いのねじ面などの摩擦抵抗と相まって強固な締結となります。ねじ部品の使用期間中は、絶対にゆるまない... 続きを見る

 

疑問点・不安な点は気軽にお問い合わせください!

 

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加