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防爆バッチカウンタPX2を新発売!

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日東精工株式会社は、国際整合防爆指針Ex2015に適合し、危険場所において安全に定量計測が可能な

防爆バッチカウンタPX2を新たに販売開始いたします。

「防爆バッチカウンタPX2」は、爆発・火災の危険性のある可燃性ガス・引火性液体を取り扱う場所での

直接操作が可能であり、視認性・操作性にも優れた定量バッチ制御装置です。流量計およびバルブとの組合

せで流体を定量計測します。内部CPUには多くの演算機能を搭載しており、流量計から受信したパルス信

号に流量計係数を乗算した積算表示や、バルブやポンプの制御による正確なプロセス管理が可能です。

 

 

製品特長

①国際整合防爆指針 Ex2015に対応(IEC60079準拠)

国際規格への整合性の向上を図ったEx2015に対応することで、高い安全性を確保しました。耐圧防爆

構造(ExdⅡBT4 Gb)により、第1類危険場所(ゾーン1)および 第2類危険場所(ゾーン2)で

の使用が可能です。

 

②プロセスの安全管理に貢献

パルス未到来・行過ぎの検出が可能で、アラーム信号の出力やブザー鳴動により、プロセスの異常を周囲に知

らせます。また、バルブの2段開閉制御機能により、水撃作用による配管ショックを防ぐとともに、定量精度

の向上に貢献します。

 

③優れた視認性を確保

トータル積算値、カウント値、バッチ量(プリセット値)を大型高輝度7セグメントLEDで表示することに

より、屋内外を問わず、あらゆる環境下において優れた視認性を実現します。

 

④5種類のバッチ量を記憶

5種類のバッチ量設定が記録可能で、異なるバッチ量の計測時に優れた作業性を発揮します。また、機器前面

のカムスイッチにより、バッチ量の表示や変更が容易です。

 

 

 

 

 

開発の裏話  

日本国内における防爆規格の指針には、大きく分けて日本固有の構造規格に基づく「ガス蒸気防爆2006」と

国際規格であるIEC規格に整合させた「国際整合防爆指針」が存在します。

今回の新製品は、「国際整合防爆指針 Ex2015」の適合を目指したわけですが、IEC規格では平成

20年以降安全面に関する大幅な改正が行われており、それに伴って「国際整合防爆指針」に定められる製品

構造への要求も高度なものに改正されています。

 

                    国際整合防爆指針 Ex2015

 

日東精工では、上記改正以降の防爆製品の発売は「防爆バッチカウンタPX2」が第一号となります。その

ため、本製品の開発には多くの技術的解決を必要としました。

容器材質の変更やブザーの消費電力の調整等、その内容は多岐に渡りますが、やはり記憶に強く残っている

のは、事前試験についてです。

事前試験とは、安全性の証明のために認証機関へ13種程度の試験結果を提出するといったものですが、爆発

試験時に機器内部で爆発を発生させた際の火炎の通り道や温度試験時にブザーの温度上昇の変化等、各試験条

件について修正が必要となり、結果的に何度もやり直すこととなってしまいました。 

問題が発生するたびに頭を悩ませましたが、社内外の皆さんに多くのご協力をいただくことで、一つ一つの問

題を解決し、防爆製品として完成させることが出来ました。

 

   

※温度試験の様子          ※ルーチン試験のシュミレーション

(製品温度が可燃性ガスの      (過圧時の容器の変形を解析)

 発火点に到達しないかを確認)

 

 

 

関連製品紹介

危険場所(1種危険場所、発火度G4)で使用が可能な内圧防爆構造のプリンタ『NP100』

 

 

 

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