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【ニュースレター・2018年11月号(第47号)】歌手の喜納昌吉さんと山崎善也綾部市長をお招きしたスペシャル鼎談

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「ニュースレター」は毎月15日発行の社外報です。(メルマガ読者には翌日の16日に配信)

日東精工の取り組みや旬のTOPICS、コラムなどお役立ち情報をお届けしています。

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「ねじ」で、「花」で、そして「世界連邦」で皆の心をひとつにしていこう!
 

日東精工が本社をおく京都府綾部市は、全国に先がけ戦後初めて「世界連邦都市宣言」を行った自治体です。そしてその「世界連邦」という理念に共鳴し、綾部の里山で音楽ライブを開いたのが歌手の喜納昌吉さんです。喜納さんの『花』は世界60か国でカバーされ、世界中の人々の心をひとつにつなげます。今回、ご縁あって、喜納さんと綾部市、さらに日東精工もつながりました。喜納さん、山崎善也綾部市長をお招きし、当社代表取締役社長材木正己と「絆」をテーマに語り合っていただきました。

材木正己社長(以下 材木):喜納さんには綾部まで足をお運びいただきありがとうございます。「絆ライブ」には山崎市長も参加されるとのこと、とても盛り上がりそうですね。今さらいうまでもないですが、喜納さんの『花』は名曲中の名曲で「心の中に花を咲かせようよ」という歌詞は、まさに当社の理念にも合致します。お手元の書籍『人生の「ねじ」を巻く77の教え』にも〈明日に花咲くつぼみを育てよ〉〈花の表情
は見る角度で異なる〉〈朝顔の花を咲かせるには夜の冷たさが必要〉など、花をテーマにしたものが少なくありません。

喜納昌吉さん(以下 喜納):読みましたよ。〈今日、花が綺麗に咲き誇っている。しかも明日咲くつぼみもたくさんある〉、これはとてもいいフレーズですね。とはいえ、現実にはいつも、いつも花盛りというわけにはいかないかもしれない。つぼみが開いてやがて満開となって、そして散る。じっと耐える時間があって、次の年に花開くわけです。

山崎善也綾部市長(以下山崎): 綾部の街には花の名所がたくさんあります。花の種類をひとつと限定しなければ、たとえば、春は桃や梅からはじまって、桜、ツツジ、菖蒲、藤というように花はいつも咲いていきますね。綾部市自慢をすれば、春だけでも、和紙づくりに欠かせないミツマタだとか、シャガの群生、ミツバツツジのトンネル……。毎年「花と緑のカレンダー」をつくっているほどです。花だけでなく人も、ひとりだけでなく、いろいろな人がこんなふうに順々に花を咲かせていけたらいいですね。


喜納:ほんとうにそう。つらい人、元気でない人がいても、そのときに元気な人が支えていけばいいのです。『花』という曲に「すべての人の心に花を」という副題※がついているのは、こういった思いが根底にあるからです。

材木:当社は一般には「ねじ」の会社というイメージが強いのですが、「ファスナー(工業用ねじ)」、「産機(ねじ締め機やねじ締めロボットなど)」、そして「制御システム」という3つの柱をもっています。企業の社会的な責任もありますし、社員や社員の家族もおりますから、欲張りですが、常に3つの事業のすべてで、〈いつも花を咲かせたい、実りをもたらせたい〉と考えています。それでもやはり、花開くのに時間がかかるものもあれば、結果がなかなか思ったように出ないこともあるわけです。笑ってばかりでなく泣きたくなることもあります。まさに喜納さんの〈泣きなさい♪ 笑いなさい♪~〉ですね。でも最後には必ず〈花を咲かそうよ♪〉ということにならなくてはいけないと思っています。皆が支え合って幸せにならないといけないと常々意識しています。

喜納:素晴らしいお考えですね。もともと綾部には人を大事にする風土があると聞きました。

山崎:綾部で創業したグンゼは、〈表から見ると工場、裏から見ると女学校〉といわれるほど人財教育に力を入れられました。貧しい養蚕農家さんにも株主になってもらうようにし、一部の大資本家だけでなく、地元の人たちに利益を公平に分配したりするなど、しっかり地域貢献をされてきたという歴史があります。

材木:喜納さんに今日見学いただいた、子どもたちが実際にモノづくり体験できる「キッザニア」ならぬ「あやザニア」のイベントも、地元企業や工業団地の企業がフォローするから成り立つわけです。

喜納:私もはじめて「ねじ」をつくりました。もちろん、子ども用のお遊びの紙粘土だけど、実際はものすごく精巧なんですね。いま0.6㎜径のねじのサンプルをもらいましたが、パッと見ただけでは袋の中のどこにあるのかわからない。いや、こんなミクロなものを製造している会社が綾部にあって、でも、その会社が本社をおく綾部が「世界連邦」という大きな理念を掲げている。このミクロからマクロへの広がりはおもしろいですね。そして「ねじ」はモノとモノをつなげるもので、つながりということでは、「ねじ」と「世界連邦」もつながります。

山崎:日東精工さんが綾部に本社をおき続けているのはありがたいことで、いろんな職種、職域の雇用につながっています。一度都会に出ても、いずれ帰ってくる、帰ってきたいと思えるのが綾部の魅力ですが、日東精工さんに多分に貢献していただいています。地方と都市をつなげる役目を担っておられるのです。

材木:今回のライブでは「絆」と謳われていますが、当社も「絆経営」を理念に掲げています。

喜納:綾部でのライブのきっかけは、じつは日東精工さんの書籍が少なからず関係しているのですよ。ご縁があって、今年の7月に私の古稀のコンサートをポプラ社の前社長奥村傳さんにプロデュースしてもらいました。彼は直木賞を受賞されているベストセラー作家を再ブレイクさせたのですが、「何百人も収容できるホールを満席にできる作家さんだけど、大きな会場だけでなく、20人、30人という規模のトークショーもとても大事にされている。大きいこと、小さいこと、どちらも一つひとつを積み上げていくことで、機が熟していった。喜納さんも是非、これまで以上の大きな花を咲かせましょう」とお誘いを受けたわけです。

材木:小さなことでも、それを丁寧に積み上げていくということは大事ですね。

山崎:綾部は市域が広く、小さな集落が点在しています。クラスター構想といって、小さなブドウの粒がいくつも集まってひとつの房になっているように、かつての村だった一つひとつの自治会を大事にしています。ギュッとコンパクトにまとめるという考えもありますが、小さな個性を活かす街づくりです。

材木:すぐにビジネスの話を例に挙げて恐縮なのですが、「小さなきっかけ」をどれだけたくさんつくれるか、大切に育て生かしていけるかが大事です。これは営業の人間だけでなく開発の人間も同じで、常にアンテナを張り巡らせて、感度を上げていかないといけません。ついつい目先のことだけに目を奪われ、大きなことばかりへと関心が向かいがちですが、世界的歌手の喜納さんでさえ、小さなこともしっかり大事にされていると、うちの社員にハッパをかけないといけませんね。

喜納:そんな大それた考えではないのですが、小規模で密度の濃い、より〈つながり〉を意識できるライブも大切にしようということになったのです。

山崎:そのライブの会場に綾部の里山を選んでいただけたのですね、ほんとうに光栄です。ポプラ社の奥村さんには、先ほどお話した日東精工さんの綾部市図書館への児童書寄贈に関連して、毎年、綾部にお越していただいています。

喜納:彼のね、息子さんはステンドグラス作家で、お嬢さんは書家でありイラストレーターでもあり、まさにアーティスト一家ですね。お嬢さんの奥村舞子さんには私のノベルティグッズのデザインをお願いしています。それで、少し話が横道にそれましたが、奥村さんと、この『人生の「ねじ」を巻く77の教え』を企画された編集者で、ご自身も綾部についていくつかの本を書かれている蒲田正樹さんから、綾部でのライブを提案されたわけです。

材木:そういう経緯があるから、先ほど『人生の「ねじ」を巻く77の教え』がライブと関係があるとおっしゃったのですね。

喜納:最初は「里山でコンサートをやりましょう」ということでした。綾部市は西日本集中豪雨で被災しお亡くなりになった方がおられる、しかし下を向いているのではなく、皆で元気になりましょうというご提案でした。でも、綾部のまちや人のことを詳しくお聞きしているうちに、「里山」だけでなく、もうひとつの大きなテーマ「世界連邦」が浮かびあがってきたわけです。

山崎:綾部は戦後、日本ではじめて「世界連邦都市宣言」を行った市です。全国41都市が加盟している世界連邦宣言自治体全国協議会の事務局も綾部市においています。人口3万ちょっとの小さな市ですが、綾部市主導で「中東和平プロジェクト」も成功させ、その事業を継続させているのです。


喜納:「世界連邦」については以前から高い関心をもっていました。自身の研究が原爆に使用されたことにショックを受けたアインシュタイン、そして研究者仲間であり理解者であった湯川秀樹博士、ふたりのノーベル賞受賞者が中心となって提唱されたのが「世界連邦」です。アインシュタインは贖罪の念で涙したといわれますが、その涙をしっかり受け止められるのは、まずは日本人だと思い、私は世界連邦をテーマに歌や本をつくろうと思っていたのです。『驚きの地方創生「限界集落が超☆元気になった理由」』のあとがき対談で「世界連邦」をもう一度見直したいという記述を読んで、「この出会いはまさに神のはからい以外のなにものでもない!」と感激しました。核兵器のない平和な世界を実現したい。それで綾部での里山コンサートに、この「世界連邦」ということを強く意識できる「絆」という言葉を加えたのです。

材木:世界がひとつになれば争いもなくなる、平和になるというのは、ほんとうに素晴らしい理念だと思います。綾部市で創業し、いまも本社をこの地におき続ける当社もこの理念を大事にしたいと思っています。

山崎:ご存じでしょうが、世界連邦関連では、1週間前(10月20日)に綾部市内で「地球市民の集い」が開催され、市民有志が参加する平和音楽祭なども開かれました。この「地球市民の集い」関連では、綾部市民が鶴を折って千羽鶴をつくり広島や長崎、あるいは沖縄に送ります。すでに綾部の人口の半数近く1 万5000羽以上が集まっています。

喜納:千羽鶴それ自体は目新しくなく、メディアが大きく取り上げるような派手さはない地味な活動ですが、尊いことです。それから綾部にはアンネ・フランクのバラというのもあるそうですね。平和の願いを込めてこのバラを継ぎ木して増やし、毎年、全国の小中学校や施設などに寄贈している人もいると聞きました。つながる大切さを実感します。

材木:世界を意識するとか、グローバルを目指すといいますが、上っ面だけをとらえているケースもありますね。「海外進出は人件費などのコストを抑えるためですか?」と質問を受けることがあるのですが、いえ、そうではありません。現地のお客様のニーズに応えるには、より近いところにいるほうがいいからであり「お客様満足度120%」達成のためです。もちろん、現地の従業員も「人財」として大切にしています。
 じつは10日後(11月5・6日)にアジア5 か国から当社の現地法人の選抜社員が綾部に集まって「グローバルQC・改善発表会」を開催します。各国の発表のあとに、同じテーマで皆がディスカッションしたり、最新の日本の技術を学んでもらったりします。それから社内だけでなく社外交流もということで、綾部市内の豊里中学校で「グローバル交流会」も予定しています。

山崎:市役所にも立ち寄っていただく予定です。それぞれの国にそれぞれの文化がある。互いに違いがあり、その一方で共通点を見出すこともできます。このことを知ることが「絆」を深めることであり、平和にもつながっていくのでしょう。世界連邦にもつながる話です。

材木:このQC大会が10日早かったら、喜納さんにも参加いただけたのに、ちょっと残念です。喜納さんの『花』は全世界60か国以上でカバーされ歌われているそうですから、参加者全員で、それぞれのお国の言葉で『花』を歌えたらきっと楽しかったでしょう。

喜納:共通するものが早く見つかれば、絆もより強くなりますね。ぜひ来年は呼んでください(笑)。花を見て腹を立てる人はいないし、花をもらって気分を害する人もいない。まさに平和のシンボル。花のタネをどんどんまいていきたいです。それから〈相互理解〉ということは、言葉を替えれば、お互いに関心をもち合うことでしょう。

材木:当社の「ねじの教え」のなかに〈惚れ込んでこそ一流になれる〉があります。ライクでなくラブのレベルまで向き合えということですが、それにも通じますね。

喜納:それから綾部発の、ほかに例がない取り組みのひとつが「水源の里条例」ですね。過疎高齢化が進みネガティブな響きをもつ「限界集落」を「水源の里」と呼び替えて、集落再生の効果を上げていることはほんとうに素晴らしい!見て見ぬふり、先送りをやめて正面から問題に取り組まれたのですね。

山崎:喜納さんの『花』の歌詞に〈川は流れてどこどこ行くの?〉があります。〈上流は下流を思いやり、下流は上流に感謝する〉という「水源の里」の理念ともリンクします。上流も下流もつながっている。だから互いに知らなければいけない、感謝し合わないといけない、けっして互いに無関心であってはいけない。

喜納:ここでは深くは掘り下げないけれど、沖縄の基地移転の問題も、世界連邦も、水源の里も、本来は他人事ではないもの、すべて根本のところでつながっていると思います。

材木: 関心をもつこと、知ることで理解が深まります。私どもはねじの大切さをたくさんの人に知ってもらいたいと願っております。「つながる」ことに欠かせないのがねじです。ねじへの関心が高まればと思っていますので、ぜひ喜納さんにもサポートいただきたいですね。

喜納:御社の書籍の最初に出てくるフレーズが〈ねじとはモノとモノをつなぐもの。ねじによってモノがつくられ、モノを介して人と人はつながります。私たちがつくるねじは、心と心を締結する、そんな役目を担っています〉でした。まさに〈その心意気やよし!〉ですね。身近にあっても、ふだんなかなか意識していない、ねじの大切さをお教えいただくことができて、ありがたいです。

材木:それから、自分のことを話すのは照れ臭いのですが、じつは夫婦で自宅の庭で花を育てて、それをご近所のお年寄りに配っています。社長になってからは忙しくて家内にまかせきりになってしまいましたが、お花を配ることは「してあげる」行為でなくて、お年寄りからそれ以上のものを得られること、こちらが感謝すべきだということを実感しています。今回、喜納さんと、そして山崎市長とお花にちなんだお話ができたことに改めてお礼申し上げます。喜納さんの『花』は、前の東京オリンピックの閉会式で世界中の人がひとつになる姿をご覧になったのがきっかけだと聞いています。『花』は北京やアトランタの五輪でも世界中の人に歌われたそうです。2020年の東京オリンピックでも皆で歌えるといいですね。その実現を祈ります。また、当社も綾部発で、世界中の人の役に立てて、世界の人がひとつにつながるようなモノづくりに励んでまいります。今日はありがとうございました。



今年度も受験生ゆるみ止めねじプレゼント
キャンペーンを実施します

 当社の「ギザタイト」は下イラストのように、ねじ円周上に4等分の溝を設けることで温度変化や振動等の過酷な環境下で強力なゆるみ止め効果を発揮する樹脂締結用のセルフタッピンねじです。本来は工業用途のものですが、ゆるみにくいということは、集中力が持続する、つまりは、「いつもどおりの力が発揮できる」との連想から、ギザタイトを受験生の応援グッズにしたらどうかという、それこそ受験生をもつ担当者の思いつきからはじまった「受験生応援ゆるみ止めねじプレゼントキャンペーン」です。
 そもそもは、軽い気持ちではじめたキャンペーンですがたくさんのメディアにご紹介いただき、「今年はまだですか?」と各方面からお問合せいただくほどに育ちました。抽選でプレゼントとすると「落選者」が出てしまいますので、受付を何度かに分けて先着順としており、これまで、2014年から4年間で2万人近くにプレゼントしてきました。
 ゆるみ止めねじを「輝いてほしい」という願いをこめて金色に、ねじ頭も五角形(ごかくはごうかくにつながる)、そして「祈成就」という刻印入り、本番で緊張しないでリラックスできるように軽い素材(アルミニウム)での特別加工ねじです。さらに今年度はもう一つラッキーアイテムを予定しています。
 第1回の受付は12月3日、第2回は2019年1月7日、第3回は2月1日、第4回は2019年3月1日と4回に分けてそれぞれ100名ずつにプレゼントします。

 詳しくはニュースリリースをご覧ください⇒https://www.nittoseiko.co.jp/news/news_2018/jyukensei_yurumidome_2019_press.html

 

 2.【TOPICS】

 ・新発想の異種金属接合「AKROSE(アクローズ)」を開発 ニュースリリースはこちら

 ・「モノづくりフェア2018」(九州)と「THE Assembly Show」(アメリカ)に出展

 ・次世代、ならびにグローバル人財育成に今後も注力してまいります

 ・日東精工の社員が社外でも活躍 好成績を収めています

                                          

3.【正己語録⑪】

  関係人口を増やす、ファンを増やす

 

4.【連載⑪・あやべちょっと寄り道】

  ハイジのブランコに乗って気分爽快!

 


 

 ・PDF版はこちら

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