お客さまとの共有【産機事業】

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お客さまの「働き方」を変える

   

 


お客さまへのモノづくりの提案で、さまざまな社会課題に対応できる働き方改革を実現します。

【主な製品】ACサーボねじ締めドライバ、ねじ締め機、ねじ締めロボット、ねじ供給機、リベットかしめ機、自動組立機

 

2021年の業績





産機事業の現状認識

【強み】
● 厳しい品質要求、締結条件に対応できるねじ締め技術
● 高度なデータ解析、収集(トレーサビリティ)技術
● 自社製、他社製問わず、様々なロボットに最適化したねじ締めユニット
● ねじ締め機にとどまらない、様々な自動化設備およびライン構築への対応
● IoTへの対応
  【課題】
● 欧州、特に非日系企業へ向けた販売力
強化およびそれに向けた認証の取得
● 製造拠点の拡充
● カーボンニュートラル貢献のため、お
客さまで発生する締付NG品発生を限りなく0に近づける。また、製品の消費電力のさらなる削減
【機会】
● CASE関連での設備投資拡大
● 労働力不足、働き方改革等による工場の省人化、自動化拡大
● カーボンニュートラルに貢献する設備の需要拡大
● DX、IoT化の加速
● 製品の安全性の要求強化
  【リスク】
● 半導体をはじめとする部品の供給不足
● 少子高齢化や産業構造の変化による既存市場の縮小


産機事業の価値創造




ビジョンと戦略





 「製造現場の自動化による省人化」「トレーサビリティ管理」「IoT化の促進」「省エネの促進」といったお客さまの課題を共有し、製品を通して解決提案を行っていきます。
 中期経営計画Misson G-secondにおいては、2025年度に、CAGR 25.6%、ROS 1.2UPを掲げ、4つの側面で強化戦略を実施していきます。

①販売力強化:すでに東南アジアと北米に販売拠点を持つ当セ
グメントですが、タイをハブとしたアジア全域への販売エリア拡大に加え、欧州での受注拡大を目指し、展示会出展をはじめとする情報発信・拡販活動を行っていきます。
そのような海外販売の基盤となるCEマーキング、RoHS対応などへの取り組みを推進し、ローカルSIe(r ロボット、周辺設備を組み合わせてシステム構築を担う)との連携にも注力し販売網の拡大を進めていきます。
国内におきましても、CASE関連について、設備投資への提案や電子基板に欠かせないコンタミ対策製品の提案など、拡販活動を強化するとともに、グループや代理店の販売網を活かし、さらなる事業領域の拡大を目指します。

②製品力強化:産機セグメントの製造拠点は現在国内(京都府
綾部市)のみでありますが、今後はその拡充を図り、生産能力のさらなる向上と製造コストの最適化を目指します。また、日東精工グループ全体での購買改革を実施し、より効率的、効果的な購買体制を構築していきます。

③サービス体制の強化:設備メーカーとの連携により、さらにき
め細やかで迅速なサービスが行えるよう体制の強化を図ります。それと同時に、今後拡大を目指す海外からの需要に対応すべく、特にパーツにおいて販売コストや納期のさらなる改善を行っていきます。

④技術力の強化:ねじ締め分野のリーディングカンパニーとして、
ねじ締め品質の飽くなき向上は責務です。ねじ締め不良が減るということはそれだけ製造におけるムダを減らすことができ、不良品廃棄の削減などを通してサステナビリティに貢献できると考えています。また、昨年には搭載ロボットのサイズダウンを実現する軽量単軸ねじ締めユニットをリリースしましたが、このような消費電力削減の側面でも環境負荷低減に貢献できる製品の開発を進めていきます。また、一口にねじ締めといっても、その業界、国や地域、文化によって、求められる技術は様々です。特定の業界や国に焦点を当てた製品ラインナップについても充実させていきます。

 以上を踏まえて、当セグメントのグロースターゲットとしては「CASE関連事業」「非日系企業」「海外向け販売」「事業領域拡大」を挙げています。
 新中期経営計画においては、販売・品質・製造・サービス・性能すべてにおいてさらなる進化を推し進めていきます。私たちが社会に必要とされ続け、お客さまに喜んでいただけるように、これからも全員で協力し、良いモノをつくり続けていきます。




2022年の概況・取り組み

 主な需要先である自動車関連業界のCASEおよびEVに関わる設備や、住宅・建築業界の省人化対応の設備を中心に堅
調に推移するものの、半導体不足の長期化に伴う需要先工場の一部稼働停止、中国のロックダウンを背景とする需要先のサプライチェーン見直しによる設備投資の抑制・延期、インフレの加速・金融引き締めの影響による海外景気の減速など、標準機、自動組立ラインともに厳しい事業環境となりました。
 このような状況のもと、ロボットメーカーの垂直多関節型ロボットと当社のねじ締めユニットを融合し、容易にねじ締め工程の自動化を可能にした、垂直多関節型ねじ締めロボット「SR825ARシリーズ」を開発し、ロボットメーカーと共同で需要の拡大に取り組みました。併せて、需要先の環境負荷の低減に貢献する、軽量単軸自動ねじ締め機「FM514VZ」「FM514CZ」を市場へ投入しました。また、購買システムの効率化に取り組み、部品調達の安定化に努めました。





2023年の取り組み計画 

 新車種生産設備やEV・新エネルギー車向け設備の投資意欲は継続して高いと見込んでおり、引き続き拡販活動を進めます。また、半導体設備関連の需要は一部に一服感はあるものの、蓄電池用設備や公共計測機器のエネルギー関連、5Gなどの通信基地局関連、ハウスメーカーなどの住宅・建築関連の設備投資で需要の高まりを見込んでいます。
 このような環境のなかで、2022年のHANNOVER MESSEに引き続き、2023年にはFastener Fair Globalと、欧州での展示会出展を実施。それらを足掛かりに欧州市場の拡大を目指します。またCASE関連やその他あらゆる産業での電子化において需要が見込まれるコンタミ対策ねじ締め機の拡販活動を展開するほか、2022年にリリースしたロボットのサイズダウンを実現する軽量単軸自動ねじ締め機を、多関節ロボットSIerやセットメーカーなどをターゲットに、拡販活動を進めていきます。製品開発においても、1月に協働ロボット用ねじ締めユニットのラインナップ拡大を実施したほか、環境負荷低減に貢献できる新製品についても製品化を目指し開発を行っていきます。




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