お客さまとの共有【制御事業】

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計測・検査で「信頼」を提供する

   

 


より正確で、より高速な計測・検査を追求し、お客さまのモノづくりに信頼を提供します。

【主な製品】流量計、計装システム、検査選別装置、マイクロバブル洗浄装置、地盤調査機、水分測定装置、各種分析装置、抵抗率測定装置

 

2022年の業績




制御事業の現状認識

【強み】
● 容積式流量計をはじめ豊富な計測原理を網羅し、アフターサポートまで充実

● 検査条件に合わせて選べる豊富な自動検査装置バリエーション
● 国内で圧倒的シェアを誇る自動地盤調査機
● マイクロバブル生成技術とその応用
● 高品質かつバリエーション豊富な分析・計測機器


  【課題】
● 欧州への販売力強化およびそれに
向けた認証の取得
● 地盤調査機の海外展開
● IoT化、AI活用の拡がりへの対応
【機会】
● カーボンニュートラルに向けた製品開発、環境負荷の低い設備の需要拡大

● CASE関連での設備投資拡大
● 労働力不足、働き方改革等による工場の省人化、自動化拡大
● 海外での高品質な地盤調査の需要拡大
  【リスク】
● 半導体をはじめとする部品の供給不足

● 少子高齢化による国内市場の縮小
● 船舶の燃料切り替えによる既存製品
からの切り替え


制御事業の価値創造




ビジョンと戦略



 本セグメントでは、製品を通して「製造・検査工程の自動化による省人化」「洗浄の環境負荷低減」「宅地の安全性保証」「計測データの信頼性保証」といった価値をお客さまに提供し、持続可能な社会に貢献していくことをマテリアリティとしています。
 中期経営計画「Mission G-second」では、2025年度に、CAGR 11.3%、ROS 1.7UPという目標を設定し、その達成に向けた3つの戦略を策定しました。

①新事業の確立:船舶関連の燃料切り替えとして、現在のLNGから水素・アンモニアといった新燃料への移行が見
込まれています。それらを見据えた製品開発および拡販活動を行っていきます。
また、各企業のサステナビリティへの意識の高まりを背景に、カーボンニュートラルビジネスへの新規参入を目指し、製品開発を推進していきます。

②既存事業の拡大:IoT化、スマートファクトリーやAI活用が加速し、それらに対する需要が拡大していく中で、当セグメントの製品、特に流量計や検査装置について対応を進めていきます。流量計については半導体・食品市場、検査装
置についてはEV/LIB事業といった、成長または安定が見込まれる市場をターゲットに既存製品・新製品を提案していきます。地盤調査関連におきましても、土質判別の優位性認証を進め、さらなる地盤調査品質の向上を目指していきます。
分析領域においては、既存製品のさらなる効率化・高性能化を図るとともに、今後ますます需要が見込まれるエネルギー・環境関連での拡大を目指します。マイクロバブル生成技術においては、2022年より美容業界に参入しました。それらにおいても、品質改良を繰り返していくとともに、認知拡大を行っていきます。

③海外事業展開:地盤調査機ジオカルテにつきましては、す
でに国内において圧倒的なシェアを誇っており、次のステップとして海外市場への参入を目指します。特に需要の見込まれるタイ市場を中心として東南アジアでの普及を目指します。また、欧州市場においても、拡販活動を実施していきます。

 以上を踏まえ、グロースターゲットとしては「環境関連事業」
「半導体・食品市場」「海外地盤調査事業」「EV/LIB事業」を設定し、それぞれの売り上げ目標を達成できるよう拡販活動を行っていきます。
 これから世界で何が求められているのか、これまでに積み上げてきた技術をさらに向上させるために何が必要なのか、常に神経を研ぎ澄まして機微を感じ取りながら、目標達成に向けて戦略を進めていきます。



2022年の概況・取り組み

 流量計は、需要先の気候変動対策としての燃費転換に伴う需要や非常用発電機向けの需要が増加しました。システム製品は、自動車関連業界を中心に検査装置やマイクロバブル洗浄装置の需要は高いものの、半導体不足による需要先の生産調整に伴い低調となりました。地盤調査機「ジオカルテ」は、安定した住宅需要と買い替え需要により堅調に推移しておりましたが、後半は低調となりました。
 このような状況のもと、分析・計測に関する大規模な展示会を利用し、グループ会社とともに、水分測定装置や、サステナビリティ経営として注目されるマイクロバブル洗浄装置の需要拡大に努めました。また、マイクロバブル生成技術を利用したマイクロバブルシャワーシステムを開発し、理美容業界を中心とする新たな市場の開拓に努めました。





2023年の取り組み計画

 環境問題、カーボンニュートラルに向けた新燃料への転換などを背景に、化学・薬品業界において分析器および流量計の需要拡大を見込んでいます。また、地盤調査機においては新タイプへの買い替え需要も落ち着きを見せる一方で、検査装置においては自動車メーカーの省力化ニーズが高まると予想しています。
 そのような環境の中で、特に需要の高い業界における拡販活動を引き続き実施するとともに、環境関連の新製品の開発を進め、新たな事業の確立を目指します。また、IoT対応への要求にお応えしていくため、本年より流量計にBluetooth通信機能モデルを追加。さらに、検査装置にAI技術を搭載することも視野に入れて、開発を進めていきます。グロースターゲットとして挙げている、半導体、食品市場へ質量流量計、電磁流量計、超音波流量計、計装製品を中心に拡販を行います。地盤調査機については、タイ市場(各自治体など)を中心に東南アジアへの拡販を進めます。その他、本年4月、日東精工アナリテックがドイツに新たな拠点を設立しており、本拠点を軸に欧州市場への拡販活動を行います。


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